このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
明日4月1日から引き受ける事業所はユニフォームを撤廃する。
理由は単純で、当法人の事業所にはユニフォームがないからだ。
とはいえ、ただ撤廃する、だけでは片手落ちなので、移籍してくる職員全員に、支度金としていくばくかの被服費を現金で支給した。
これ、会計上の仕訳だと「前渡金」だろうか。
当法人には簡単だがドレスコードがある。
事務職員は白い無地のTシャツとブルージーンズは不可、介護職員は(入浴介助時以外)ジャージ不可、ダメージジーンズも不可。
これは、おもに高齢の利用者様とそのご家族様からのクレームから生まれたものだ。
僕が通った田舎の男子高には制服がなく、私服での通学だった。それはオシャレな校風などではなく、入学する何年か前に先輩たちが学校側と交渉した末に権利として勝ち取ったものだった。
実際には学生服で通学する生徒も三分の一ほどいたが、権利を守り続けるためにも私服を着よう、という雰囲気が確かにあった。
ただ、県都から100キロ以上離れた田舎町で週6日、私服で通学するのは苦痛なひとたちも多かっただろうと今になれば思う。
僕はというと、少ないワードローブを着まわして自分なりのプレッピー・スタイルを通すのが楽しかった。毎朝頭を悩ませたローテーションも、きっとはたから見れば何も変わっていないレベルだったのかもしれないが。
その習慣が身について、今でもスーツ、シャツ、ネクタイをとっかえひっかえ身に着けて楽しんでいる。
新しい職員たちもそうなってほしいものだ。