若いころ、お金がないならセンスで勝負だ、と友人がよく言っていた。
残念ながらあまりお金に縁がないまま一生を終えそうなので、これからも自分のセンスを大切にして行く。
バンドやシンガーのセンスはカバー曲のチョイスにあらわれる。
なかでも最高にセンスがいいな、と思うのは、テリー・ホールとラモーンズ、日本人だと高橋幸宏だ。
テリーとユキヒロは同じトッド・ラングレンの「アイ・ソー・ザ・ライト」をカバーしている。
下の映像はフレッド・ペリーとのコラボ・イベントにテリーが登場した2014年のもの。
もうだいぶ容姿がヨレヨレになっているが、声は変わらずピカ一だ。
「愛の悲しみ」は1965年のアメリカのザ・マッコイズのヒット曲を翌年、イギリスのザ・マージーズがカバーしてシングルヒットさせた。
その後1973年にデビッド・ボウイがカバー・アルバム「ピンナップス」で取り上げ、こちらも大ヒットさせている。
余談だが、「ピンナップス」に収録されているピンク・フロイドの「エミリーはプレイガール」の、サロン・ミュージックのカバー・バージョンが大好きだ。最高にセンスがいい。
愛の悲しみ
きみの長いブロンドの髪とブルーの瞳
僕がきみから得たものといえば悲しみだけだ
悲しみだけ
きみは僕の金を使ってふざけていた
きみは悲しみのハイクラス・ゲームに興じていたんだね
悲しみの
きみはすべきことをしたためしがない
きみは悪魔の娘だと何かが僕に言う
悲しいね
悲しいね
僕は彼女を知ろうとした
抗うことなどできないから
どれだけ彼女が恋しいか僕は分かっていなかった
悲しいね
悲しいね
きみの長いブロンドの髪とブルーの瞳
僕がきみから得たものといえば悲しみだけだ
悲しみだけ
きみの長いブロンドの髪を思って
昨日は眠れなかった
きみの長いブロンドの髪を思って
Sorrow
With your long blonde hair
and your eyes of blue
The only thing I ever got from you
was sorrow
Sorrow
You acted funny trying
to spend my money
You're out there playing your high class games of sorrow
Sorrow
You never do what you know you oughta
Something tells me
you're a Devil's daughter
Sorrow, sorrow
I tried to find her
'Cause I can't resist her
(I tried to find her)
I never knew just how much I missed her
Sorrow
Sorrow
With your long blonde hair
and your eyes of blue
The only thing I ever got from you was
sorrow
Sorrow
With your long blonde hair
I couldn't sleep last night
With your long blonde hair