このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
個人的な感覚で言うと、日本国内でのレジメンタルストライプのネクタイの割合は、左下がり(ヨーロッパ風)が9割以上、右下がり(アメリカ風)が1割以下だ。
街を歩いていて、右下がりのひとに会うことはめったにない。
石津センセイ(旧VANの創業者)が提唱した、ライフスタイルとしてのアイビーが日本に根付かなかった、残念な証しの一つだ。
先日行われた野党の代表選候補者の面々の写真を見ていて、おや、と思った。
白髪のひとのネクタイが、息子と成人式用のスーツを購入しにブルックスブラザーズのブティックへ行った際、見立ててやったものと同じだった。
定番の、ミニBB#1である。
へええ、左のひとでも締めるんだ、今話題の文通費で購入したのか。
真ん中の左下がりの二人は、関西のアーケード商店街の店先ででも買ったのだろう、ネクタイもシャツも、柄・質感ともにひどい。
ところでこの白髪のひとは知っているだろうか、そのレップタイ、貴職たちが蛇蝎のごとく嫌っている下の方と、ブランドかぶりしていることを。
それとも、知っていての隠れ権力願望、隠れプチブル志向なのか。
BB#1
BB#3
BBジャパンのアンバサダーを務めている賀来賢人。
ブレザーにブルーのオックスフォードBDシャツ、チノパンツ、ネクタイはBB#4だ。
こういう素敵なスタイルの方に出くわすことも、ほぼなくなった。寂しい限りである。