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「特攻ギャリソン・ゴリラ」

2020年08月07日 | ハリウッド

 1968年(昭和43年)に放送されたテレビドラマシリーズ「特攻ギャリソン・ゴリラ」(全26話)は、「コンバット!」に続いてセルマー・プロが製作した戦争スパイアクションだった。

 第二次大戦中のヨーロッパ戦線。アメリカ軍情報部は頭脳明晰なクレイグ・ギャリソン陸軍中尉(ロン・ハーパー、声:田口計)を隊長に、特務隊を編成する。任務はドイツ軍占領地での諜報活動や破壊工作だ。隊員は刑務所に服役している4名の囚人たちで、いずれも札付きの犯罪者。彼らに特赦を条件にして命がけの任務にあたらせるのだった。

ご明察のとおり、映画「特攻大作戦(ザ・ダーティ・ダズン)」(1967年)が設定の元ネタである。

 

 オープニングは、「俺は隊長のギャリソン中尉だ。4人の部下は正規の軍人じゃない」の台詞に続けて、メンバーが自己紹介する。

○アクター(チェザーレ・ダノーヴァ 声:森山周一郎)

「俺はペテン師のアクターだ。口八丁、変装にかけちゃ役者より上だぜ。」

○アパッチ(ブレンドン・ブーン 声:中田浩二)

 「人呼んでクールな殺し屋、ナイフ投げのアパッチ。」

○イタチ(クリストファー・ケリー声:内海賢ニ)

 「イタチって呼んでくれ。スリと忍びは任せとけってんだ。」

○カジノ(ルディ・ソラーレ 声:渡辺 猛)

 「俺に鍵は無用だぜ。金庫破りのカジノよ。」

 

 特赦を餌にされた4人は危険な任務を時として楽しみながら、ギャリソン隊長の鼻を明かし、出し抜くことをも常に考えていて、この駆け引きが面白い。

 下に貼った動画はシリーズ最後半のエピソードで、「破廉恥作戦・将軍誘惑」とトンデモ邦題がついているが、脚本はなんとヘンリー・スレッサー(ヒチコックのお気に入り作家)、ゲストは若きジーナ・ローランズ(ジョン・カサヴェテス夫人)=最高の女優の、アルバイトだ。

 

 

 

 

 

 

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