ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

シラ・ブラック

2019年05月14日 | Fab4

 リバプール生まれの歌手シラ・ブラック(1943年生―2015年没)はリンゴ・スターの幼友達。

大の歌好きで、タイピストとして働きながらキャバーン・クラブのクローク係を務めたり、(のちにビートルズのマネージャーになる)ブライアン・エプスタインが経営するレコード店に通い詰めては試聴だけしてレパートリーを増やしていたという。

キャバーン・クラブではリンゴがドラマーとして在籍していた人気バンド、ロリー&ハリケーンズや初期ビートルズのステージに上げてもらい、歌声を披露することもあった。

その後、エプスタインと契約を結び、レノン/マッカートニー作の「ラブ・オブ・ザ・ラブド」でレコードデビュー、紆余曲折を経ながらも「ビートルズの妹分」という肩書から脱却して人気歌手となって行った。

 

 2014年に製作された映画「シラ」にはロリー&ハリケーンズをバックに歌う「ア・ショット・オブ・リズム&ブルース」やビートルズとの「ボーイズ」の再現シーンもあって、かなり楽しい。 

「ボーイズ」は黒人女性ボーカルグループ、シュレルズの、というかゴフィン/キング作の「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー」のシングルB面曲。

当時のリバプールのバンドはカバーする曲を熱心に探し、そのセンスを競い合ったと言われている。

「ボーイズ」の作者ルーサー・ディクソンは、同じくビートルズがデビューアルバムで取り上げたシュレルズの「ベイビー・イッツ・ユー」にも、名ソングライターチーム、バカラック/デヴィッドとともに共作者としてクレジットされている。

 

 

            途中から駆け付けるボーイフレンドの高揚感がよく伝わってくる。ドラマーはまだピート・ベスト(役)。

 

本人が歌う「ラブ・オブ・ザ・ラブド」(1963年)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする