長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

梅雨時の和楽器ライブ(ディスカバリー伝統邦楽)

2019年06月15日 07時00分14秒 | お知らせ
 この極東の地の自然の摂理として、梅雨時に雨が降るのは本寸法。
 …ですが、21世紀になってから気候も欧米化したのか、激烈な振幅度で、ひ弱な人間としては体に堪えます。

 皆さま、お体を大切になさって、日本列島ならではの気候・風土のもと、無理なく発生した古来の文化に親しみ、英気を養ってくださいませ。

 きたる6月16日日曜日(今週末です)、
 小田急線・成城学園前駅 北側徒歩2分 の、
 成城ホールにて、無料公演です。
 午後1時開演です。

 長唄(三味線と唄と囃子)、箏曲(13絃の琴)、小唄(三味線と唄)、
 清元(三味線と浄瑠璃)、新内(三味線と浄瑠璃)、常磐津(三味線と浄瑠璃)、
 笛(能管、篠笛etc.)
 …などをお聞きいただけます。

今公演では、世田谷邦楽研究会企画番組として、
「調絃と口三味線のお話」お話と実演を、杵屋徳衛がいたします。
(午後3時前後の番組です)

 我が杵徳社中は、
 初番の「水仙丹前」:初演は、江戸時代中頃の寛延~宝暦年間(1750頃:文献により1749と1755説あり)
         江戸(文献により中村座と市村座あり)で、
         上方の歌舞伎役者・中村粂太郎が、江戸下りの折に京土産の舞踊番組「京人形五変化」
         (丹前・花笠踊・傾城・槍踊・猩々)で大当たりをとりました。
         その五変化中の丹前と槍踊りを一つの曲にした舞踊曲です。
    元禄風のおおどかで、春風駘蕩とした味が面白い曲です。
    繰り返し遊び風の歌詞も、耳について離れません(助けて…!)

 そしてラストの「勝三郎連獅子」にて御目文字仕ります。

 今公演に出曲いたします長唄曲本来の、すべてにお囃子がついております本寸法、理想的な演奏形態でおとどけいたします。
 ハツラツ、颯爽とした愉快痛快な長唄の醍醐味をご堪能いただけますよう頑張ります。

 終演は午後6時を予定しております。
 お待ちしております。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 
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