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変なおじさん 完全版

2021年04月05日 | JULIE


ここ3日ほど、チケットのお陰でバタバタして読めなかった志村けんさんの本を、返却期限ギリギリでやっと読み終えました。

今まで何冊か志村さん関係の本を読みましたが、やはり ご本人が書いたものが一番説得力が有ります。ご本人自ら定説(ドリフの付き人時代に逃げ出したこと)を、それは違う、元から外で修行してから戻るつもりだっだ。と否定していました。

本には思い出に残る自信作のコントがいくつか書いてありましたが、30日に放送された志村さんの追悼番組で、そのコントが放送されていたので、番組スタッフはこの本をチェックしたんでしょうね。全員集合の、屋台崩しの派手な破壊シーンに大丈夫かな?と見ていたら、やっぱり金属棒が顔に直撃寸前の危険な目に会いそうになったとか。読んだだけで、ゾォ~っ(-_-;)

カトちゃんとは仲が良かった志村さん。いかりやさんとは仲が悪かったのではないかという噂があったそうで、いかりやさんは否定していました。この本にはハッキリと書いていないけど、二人の微妙な関係を匂わせるものは有りました。カトちゃん、いかりやさん、三者三様のコントやお笑いに賭ける思い、それぞれの強烈な自負心とプライドがよく分かりました。

舞台がやりたいという志村さんが、この本を出したのが2000年で、ジュリーと二人でやった舞台2003年の「さあ殺せ!」の前。ジュリーとのお話などを聴きたかったな。ジュリーとは、マックボンボンの時代に、前座で舞台に立ったと書いてありました。おそらく、浅草か日劇かな?コンビ時代の志村さんをジュリーの舞台で御覧になったファンも有るのでしょうね。

言葉に通じない世界中の誰にもわかる、動きだけで伝わる笑いが好き。志村さんが生み出したキャラクターの変なおじさんや、ひとみ婆さんについての、愛情のあるエピソードが暖かかったです。

本の中では2000年で、50歳の志村さんは結婚したいと、何度も書いていました。もし結婚していたら、もっと体に気を付けていたのかも。コロナウイルス感染から戻ってこられたのかも・・

志村さんの番組の常連で、お気に入りの いしのようこさんについて、ページを割いてありました。現在いしのさんは「おちょやん」に出演中ですが、今朝放送の大阪大空襲で亡くなりました。

いしのさんは、ジュリーとは「大悪名」で共演、着物姿がよくお似合いで 夢二の絵の中の女性のようでした。ふと、ジュリーが共演者に選んだのは、志村さんの番組でコントをしている姿を見ていたからかな、と思いました。

去年、再放送した志村けんさんの「ファミリーヒストリー」で、志村さんの人生や、ご家族に感銘を受けました。ところが検索していたら2018年の放送当時にすでに見ていて、その感想をブログに書いていました。全く見たことを覚えていなかったなんて(-_-;)

一昨年、志村さんの舞台「志村魂」を新歌舞伎座で安く観られる機会があったのに行かず、今さらですが残念なことをしました。三浦春馬さんの舞台は抽選に外れたし、見逃したらまさか もう二度とみられないなんて思いもしません、皮肉です。ジュリーは機会があるなら、我慢せずに行きます!


近所の桜は、昨日の雨で花びらを散らしてしまいました。枝垂桜の花筵(はなむしろ)

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