J友さんから教えていただきました。明日の16日
⇒開局20周年特別企画 BSテレ東歌謡FESTIVAL
2020年12月16日(水) 19時00分~21時54分
ジュリーのTOKIOが流れるそうです。
昨日、お知らせしたBS日テレ 石岡瑛子展⇒ぶらぶら美術・博物館 今こそ知りたい!世界的デザイナー「石岡瑛子」展~誰もが知る広告、ハリウッド映画…歴史を変えた天才の仕事、その全貌!~
見ました。石岡瑛子さんの仕事と言えば、私が知るのは資生堂やPARCOやジュリーとの仕事だけ。ところが日本人のアートディレクターで、これほどグローバルに幅広い仕事をしている日本人がいたのかと、眼を見張る思いがしました。
石岡瑛子
血が、汗が、涙がデザインできるか
2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)
東京に生まれ、アートディレクター、デザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した、石岡瑛子(1938-2012)の世界初の大規模な回顧展。時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無二の個性と情熱が刻印された仕事を総覧します。
「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」の、血が汗が涙が・・の意味が少しだけわかった気がしましたわ。石岡さんが造りだす、多くの無名の人たちの剥き出しのビジュアルが、見る者に何かを訴え語りかけ、多くを感じさせ、その力強さ存在感に誰もが捕まってしまう。
そんな石岡さんは、有名人は起用しない方針で、ジュリー側からのPARCOのCM出演要請には、困ったと大いに戸惑ったのだとか。
録画をしていなかったのが とても残念、記憶で書いています。
出演は山田五郎さん、 おぎやはぎ(小木博明、矢作兼) 高橋マリ子さん。
山田五郎さんが、石岡瑛子展の案内役です。山田さんはジュリーファンなので、きっとPARCOのジュリーについて語ってくれるに違いないと思いました。
対して聞き手のおぎやはぎらは、石岡さんについて殆ど知らない様子でした。
番組初めの方に、ジュリーの写真集の「水の皮膚」が写りました。
山田さん「石岡さんはヌードが好きなんです。」
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資生堂の宣伝で一躍有名になった石岡さん。資生堂の入社試験に「もし私を採用してくれるなら、お茶くみではなくて 男性と同じ仕事を」と書いたそうです。こんなこと書いたら、普通は落とされるよね💦と語り合う出演者。50年前も、今も、それはあんまり変わっていないのかもしれないね。
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出世作の資生堂のポスターは、当時は田舎の子供だった私の眼には入っていたのだろうか? けど、前田美波里さんという女性を知ったのは間違いないのだから、明らかに子供の私にも、石岡さんの作品の影響は及んだのだろう。
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パルコのポスターでジュリーを紹介し、山田さんが「石岡さんの中では異色、このポスターは盗まれまくった。ジュリーが死ぬほど売れていた頃。」山田さんでなければ、ジュリーのこんな説明はしてくれなかっただろう。
ジュリーからの出たいというオファーに、スターは使わないという石岡さんは、どうしようと、うろたえたのだとか。
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ジュリー自身が語ったパルコのこぼれ話では、石岡さんの声色で「私は裸がいいと思うのよね!」まさに自信満々の、断定的な物言いの女性に聞こえました。「石岡さんが、ジュリーにうろたえていた」という話は意外に思いました(^^ゞ
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写真集を作ることになり、離島に連れて行ってジュリーを脱がせた。スタッフも全員が勢いで裸になった。
という話には、ジュリーが加瀬さんを偲んでMCで語ったことを思い出しました。加瀬さんが「ジュリー恥かしいよね、僕も裸になるから」といって、一緒に裸になってくれたと、泣き笑いのように話していましたっけ。
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そんな加瀬さんのことを思い起こしたりしながら
次はジュリー関連では「MISHIMA」の舞台美術へ。ジュリーの出演は「鏡子の部屋」ですが、ここでは「金閣寺」の舞台セットを紹介しています。山田さんがジュリーが「鏡子の部屋」に出演していたことを話してくれなかったのが残念です。
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カンヌ映画祭では芸術貢献賞を受賞。しかし日本では未公開に。山田さんが「大人の事情で・・」と言葉を濁します。石岡さんはそれにショックを受け、日本を離れたのだとか。
海外でますますグローバルな活動を拡げる石岡さんは、北京オリンピックや多くの映画衣装を担当したり、Ðボウイもミックジャガーも断って、シルクドソレイユの衣装を担当しました。例えビッグネームでも袖にする、石岡さんの活躍ぶりに、恐れ入るばかりでした。
ただただ、こんなスゴイ女性・・ いや、日本人がいたんだなと、改めてその仕事ぶりに驚嘆しました。2012年に亡くなった石岡さん。
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石岡さんの高校生の時に作った絵本も展示されていて、天才に年齢はないと つくづく思いました。展示を見て1本の映画を見たようで泣いた、長い旅をしたようだという感想が寄せられたそうです。実際にこの目で見たら洪水のように押し寄せる色彩と形と、眼に見えるような精神性、石岡さんの造りだすエネルギー溢れる作品群に、どれほど圧倒されたのでしょうか。この目で実際に見てみたかったです。
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東京都現代美術館の「石岡瑛子展」は2月14日まで開催されます。
山田さんが、ジュリーが「MISHIMA」に出演していたと紹介してくれなかったことが残念です。PARCOに「MISHIMA」、石岡さんの代表作にジュリーが関わったことが本当に素晴らしい。映画が日本未公開のままは、本当に残念です。
鏡子の家の、妖しいセット
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日本で公開されれば、ジュリーの映画履歴に残る大きな作品として、広く認知されたでしょうにね。カンヌまで行ってるのは日本の映画人でも選ばれた人たちだけ、歌手芝居じゃないのよ!と声を大にして言いたいです。