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ショーケン最終章

2019年12月28日 | ショーケン

TVで今年亡くなった人として、ショーケンと裕也さんが出てきました。

「いだてん」に出演していた高橋是清役のショーケンの演技には、年齢を重ねた役者が醸し出す重厚さ、少し痩せて枯れつつある ショーケンだけが持つ味わいがあった。もっとも病を知らなければ、ショーケンもやつれて老けた、歳をとったと思ったかもしれないけど。

ショーケンの出番は7月までで、出演は終わった。高橋是清は二・二六事件で暗殺されるが、番組ではその場面は流れず 主人公の田畑政治・まあちゃんに「高橋是清が暗殺された」と言葉で伝えられただけだった。

3月にショーケンは亡くなっていたが、初めからその暗殺場面は無く、言葉のみで済ませるはずだったのだろうか?暗殺される場面も見たかったな、と思いながら番組を見た。

「ショーケン最終章」にそのことが書いてあった。「いだてん」の撮影は11月から始まっていたが、暗殺の場面も台本にあった。亡くなる8日前、入院先から帰宅して自宅で その暗殺場面の台本を読んでいた。しかし、容体が急変して撮影することなく病院に戻ったと書いてあった。

二・二六事件で暗殺される場面は見ることはできなかったけど、今はそれで良かったのかも、と思える。ショーケンの出演最終場面が無残に暗殺される場面じゃなく、まあちゃんとの飄々としたやりとりが おかしみを感じさせる、とてもショーケンらしい場面だったから。⇒ショーケンが演じる高橋是清

週刊朝日の記事

 

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「いだてん~東京オリムピック噺~」

2019年12月28日 | TV・ラジオ・CM・映画

今年も残すところ、あと3日。家全体の大掃除など、もう数10年もやってないわ。ガーデニングやってる方が楽しいも~ん。気になる処だけお掃除、今日はお風呂のカビ取りしました。でもあんまり綺麗になってない・・(-_-;)



今朝の「スカーレット」で、以前「ヒットパレード」という、ナベプロの渡辺晋さんを描いたTVドラマで、ジュリーを演じていた遠藤雄弥さんが登場しましたが、若い時の方がジュリーに近かったね。今はどうかな~。

年末なので、毎朝 楽しみに観ている「おしん」もお休みになってしまい、つまらない。「おしん」は50歳になり、音羽信子さんにキャストが変わりました。

この時の音羽さんは、実年齢は幾つだったんやろ?もっとお歳をいっているように見えるけど、裕子さんでは、この先を演じるには若すぎたのかしらね?養娘の初子の役が、田中好子・スーちゃんになって驚きました。「おしん」は今年観たドラマの中で、2番目に良かった。(新作じゃないけど)



 

私が今年のドラマで一番良かったと思ったのは、視聴率が今までの大河ドラマで、最低になってしまった「いだてん~東京オリムピック噺~」です。

大河ドラマの第一作から、ほぼ全部見ているが(80~90年代の何作かは見ていない)「いだてん」が一番良かったかも・・・ いや、今までの大河ドラマの中で、一番良かったと言い切ってしまおう。それだけ、毎回胸を熱くし、感動して見たドラマだった。見てない人の方が断然多いのだろうけど。

私と全く同じ気持ちの⇒ネット記事を読んで、嬉しい!!.。*。. ⇒最後まで『いだてん』を見続けた人たちが いかに驚きや切なさや共感や感動などのたくさんの感情を抱き、心が高まる境地に達したかということがお分かりいただけるだろう。・・私が特に感動したのは、この作品で描かれた女子スポーツの歴史である。

こちらも素晴らしい⇒型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか

視聴率が悪かったのは、名前も知らない多くの登場人物に、時代がコロコロ変わったり、分かりにくさがあったのは間違いない。ここで多くの人が挫折したんだろな。しかし最後まで見通した人は、この大河が一部はフィクションといいながらも、どれだけ多くの素晴らしい心が震える事実と時代を、私達に伝えたのかを知っている。

先人たちがどれほど、熱い心と夢と信念を持って、日本の体育の向上を担ってきたのか。生きにくい世の中を走り抜いたのか。全然その名前を知らなかった多くの登場人物たち、有名な嘉納治五郎でさえも私は講道館でしか、その偉大な功績の全貌を知っていなかった。これは今までの大河にはない、有名無名の日本人の、それぞれの物語でもあった。

このドラマが語ったのは、題名のオリンピックの話しだけでは無かった。何よりも、胸が熱くなったのは女子体育の普及と向上で、女性たちは多くの無理解や女性を縛るものと闘ってきたのだ。フェミニズムよくわからない?と思っていたが、これこそフェミニズムではないのか。明治時代から、こうして女子は闘ってきたんだと知った。オリンピックで予選落ちした人見絹江の、振り絞るような絶叫の場面では私も泣けた。前畑頑張れ!では、結果は知っているが私も必死に応援した。

今は亡きショーケンの重厚で底の知れない演技や、五・一五事件の迫真の演出と俳優の演技には鳥肌がたった。どれだけ心を震わされる場面が多かったことか。関東大震災や戦争で、今は知らん顔をされようとしている日本の暗部も、キッチリと描かれた事も評価に値する。

この私自身が子供時代に家族で見た聴いた、1964年の東京オリンピック。ニチボウ貝塚のバレーボールのエピソードなどは、すでに知っていたことで、それがどう描かれるのかと、とても楽しみでワクワクした。脚本・演出・俳優 どれも最高~!!

やっぱりクドカン、最高じゃんね!!

※嘉納治五郎さんは、私の住んでいる地域出身の人物です。進学校の灘中高には学校の設立に関わり、校内に石碑があります。御影公会堂内には業績をたたえるコーナーと、銅像があります。

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