NAGANO日記

北信州をジタバタ走り回っている、naganoうさぎの多忙な日々

本当のスペシャルオリンピックス

2006-02-21 | スペシャルオリンピックス

先週の土曜日はスペシャルオリンピックスのフロアホッケープログラムで某小学校に行ってきました。
SO日本・長野・長野プログラムのフロアホッケーチームは、アスリート、コーチあわせて20名近くでおじゃましてきました。交流相手はフロアホッケークラブの小学生と先生達。いつもと違う場所でいつもと違う人たちと一緒で、っていうのは新鮮で良いですね。ナイス(珍)プレーも続出で楽しかった

ただいつも残念に思うのは、あちこちでやっているこんな出張プログラムや体験プログラムに参加してくれた人達が、その後私たちの日常プログラムにどれだけ来てくれるかというと・・・

でっかく開催した昨年の「スペシャルオリンピックス冬季世界大会長野」の6000人もいたボランティアがどれだけ残ってくれたかっていうと・・・

世界大会だって、(良くも悪くも)知名度上げるためにはなったかもしれないけれど、理解されたかというと疑問です。
「去年長野でスペシャルオリンピックスがあって」 という言い方をよくされるけど、本当は
「去年長野でスペシャルオリンピックス世界大会があって」 が正しい。
この間違いは大会ボランティア参加者でさえいまだに言います。大会前の研修会では必ず講義があったはずなのに。聞いてた?? わかってないよーー せっかく関わったんだから、ぜひぜひ日常プログラムにも遊びに来てください。ここに本当のSOがあります。大会以上の感動と癒しと笑顔がここにあります。

スペシャルオリンピックスとは、大会だけのことではなく、私たちが日常行っているトレーニングも含んで・・・いえ、日常プログラムこそをそう言うのです。大会はその成果の発表の場のひとつでしかないのです。だから、「明日はスペシャルオリンピックスに行ってきます」「毎週SOやっています」と言うのです。

大会後、地元TVの番組で、「SOが終わって」というテーマで視聴者からの投稿を募っていました!
SOは終わってないぞ!!今日だってあるんだぞ!!TVの前でムッとしてました。 
あなたたちのTV局、取材に来てたじゃん。さんざん来てたじゃん。
あれだけ言ったのにまだ理解出来てなかったのね

些細なことのように思われるかもしれませんが、SOが単に大会の名前だと思われてることは私たちにとっては大問題なのです。世界大会の主催は私たちのSOとは全く別団体です。数々の問題もありましたし、強引ともとれる運営も見てきました。こころよく思っていない人が多いのも知っています。面と向かって「SOとは関わりたくない」「SOマークを見るだけでゾッとする」「あんたたち評判悪いよ」とさえ言われたこともあります。それらはすべて大会の(特に運営の)事でした。開催団体は解散しました。SOの名は有名にはなったけれど、今後そのマイナスイメージを背負って行くのは私たちです。アスリートはなにも悪くありません。日常プログラムのボランティアコーチたちはみな一生懸命です。笑顔でただただ活動をし続けることが私たちに出来るただ一つの事です。

今日はちょっとディープに突っ込みました。SOの知名度自体が低い地域のみなさんにはちんぷんかんぷんだったでしょう。いつかあなたの町でも活動が始まるかもしれない。その時はどうか力を貸してください。