B社は3次元CADを用いて新製品の開発を行ったが、設計者から苦情が・・・。しかしアセンブリし始めた段階から苦情が減っていった。その理由とは
B社は3次元CADを導入するまで2次元CADを用いて設計を行っており、設計者は各自のファイルで担当の機構を設計し、各機構部品はレイヤー毎に分けていた。
部品がある程度まとまってきたところで、開発メンバーのモデルデータを1つのファイルに入力し、全体の進捗と、関連部品のつながりを確認していた。
しかし、この会社の製品は部品点数100点程度有るため、全ての部品を表示すると線だらけとなり、設計者であっても1週間モデルファイルを見なければ部品の形状や各部品の位置及び関係が分からなくなるといったことに不便さを感じていた。
また、3面図では空間が把握しづらく無駄なスペースが存在し、商品の小型化への足かせとなっていた。
しかし、3次元CADではこれらの問題が全くない。
視覚的に分かりやすい3次元CADは、この会社の製品開発には非常に魅力的なものであった。
また、この会社の製品は板金部品が多いため曲面が少なくサーフェイスモデリングのノウハウは必要としないかったことも、功を奏していた。
そのため、設計者はモデリングに費やす設計時間増大の問題が有ったとしても、視認性に優れた3次元CADを便利なツールであると思い、複数の部品の配置情報を表示するアセンブリ段階から3次元CADに対する苦情が少なくなってきたのである。
この会社では、3次元CADが受け入れやすい開発環境であったため、この後も3次元CADを導入していき全ての設計を3次元CADに切り替えていった。
次にB社が考えたことは
つづく
B社は3次元CADを導入するまで2次元CADを用いて設計を行っており、設計者は各自のファイルで担当の機構を設計し、各機構部品はレイヤー毎に分けていた。
部品がある程度まとまってきたところで、開発メンバーのモデルデータを1つのファイルに入力し、全体の進捗と、関連部品のつながりを確認していた。
しかし、この会社の製品は部品点数100点程度有るため、全ての部品を表示すると線だらけとなり、設計者であっても1週間モデルファイルを見なければ部品の形状や各部品の位置及び関係が分からなくなるといったことに不便さを感じていた。
また、3面図では空間が把握しづらく無駄なスペースが存在し、商品の小型化への足かせとなっていた。
しかし、3次元CADではこれらの問題が全くない。
視覚的に分かりやすい3次元CADは、この会社の製品開発には非常に魅力的なものであった。
また、この会社の製品は板金部品が多いため曲面が少なくサーフェイスモデリングのノウハウは必要としないかったことも、功を奏していた。
そのため、設計者はモデリングに費やす設計時間増大の問題が有ったとしても、視認性に優れた3次元CADを便利なツールであると思い、複数の部品の配置情報を表示するアセンブリ段階から3次元CADに対する苦情が少なくなってきたのである。
この会社では、3次元CADが受け入れやすい開発環境であったため、この後も3次元CADを導入していき全ての設計を3次元CADに切り替えていった。
次にB社が考えたことは
つづく