3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

菓子職人との対談

2011-10-28 00:49:02 | Weblog
今日はある菓子職人との対談が実現した。
この人は地元の名物菓子として人気の高いの「もなか」を90年以上
つくり続ける和菓子店の三代目で、3校の製菓学校の講師をされ、
また菓子工芸で数々の賞を受賞(全国大会優勝含む)し、地元で来月
の19日から始まる菓子と音楽のイベントの発起人である。

実に忙しい人で、今まで連絡が取れなかったのだが、今日連絡が取れたと
思ったら、「今日のPM5時までなら」という返事が。

私もこのチャンスは逃してはダメと思い、お昼にお邪魔させていただいた。

年は60歳近いが全くそのようには見えない。
穏やかな人で、一見積極的に動きそうにも無いが、実はものすごく行動派
で、理想を追い求める人でした。ただ、自分の出来ることと出来ないこと
をしっかりと見極めておられ、出来る範囲で地元の活性化を考え実行され
ていました。

三代目曰く、資本金が10倍も違う菓子会社の社長と対等に話せるのも
技術力があってこそ。
また、私の作品(技術)をカメラに撮りビジュアルで持ち帰ることは出来
ても技術を持ち帰ることは出来ない。

と、技術については控えめながらも製造業としては大切なことであると
コメントしていた。

前回の議員といい、今回の三代目といい、実に朗らかなひとであった。




タイ洪水

2011-10-24 12:18:33 | Weblog
日本の多くの製造業がバブル崩壊後に海外に生産拠点を移した。
その1つがタイである。

いまタイでは洪水により生産できない事態に追い込まれ、多くの
日本企業が製品を作れない状態にある。
私のお付き合いしている企業は、東日本大震災よりもひどい状況と
語っていた。

この事態に、ある企業では昔日本で使っていた金型を使って何とか
製造できないかと検討し、またタイの金型を日本に持って帰り、生
産できないかを検討している(らしい)。

今年は東日本大震災や円高、そしてタイの洪水と製造業にとっては
うれしくないことが続いている。

なんとか

2011-10-18 02:28:14 | Weblog
先日、依頼主に3Dモデルを送ったが、3Dモデルよりも
プレゼン用だからピクチャーファイルが欲しいと言われた。

どうせならアニメーションファイルの方がインパクトがある
と思い、ピクチャーファイルと併せて作成することにした。

今構造解析ツールで動作を確認している案については、この
解析ツールで書き出したaviファイルを送ればいい。

でも、私が検討しているのは動きが意図している動作をするか
どうかで、はっきり言ってプレゼンレベルではない。
そのため、せめて最終ギアとそれにかみ合うラックは歯をモデリング
し、いかにもモータの回転によってギアが動き、それによりラックが
スライドしているかのように、条件付けをおこなう。

また、行きっぱなしでなく、反転することで往復運動も見られる
ようにした。

この反転動作が厄介で、うまく定数をいじらないと、若干では
あるが、変な動きとなり、依頼主の客に突っ込まれることになる。

そのため、定数をいじりながら動きを確認する作業を行った。

その結果、なんとか現実に近い、プレゼンでも大丈夫のアニメーションが
完成した・・・と思う。




新機構のモデルで機構解析

2011-10-15 22:02:51 | Weblog
新機構のモデルは既に依頼主に送った。

そのモデルが本当に動くのか確かめるために機構解析ツールで動きを確かめる。

主目的の部品と、機構で必要なリンクとカムをCADデータから読み込む。
減速機構によりスライド部が動くが、こればスライド部を強制駆動させて、
主目的の部品がどのように動くか確認。

おや。並進するはずが回転してしまう。どうやら一つ拘束するが足りなかったようだ。

まあ、そこは大きな問題ではない。

リングとカムの動きから、主目的部品が目的どおり動くか。

むむむっ。 いい感じ。

プレゼンはこれで十分だろう。


スケッチ&モデリング

2011-10-13 23:33:44 | Weblog
今週中に3案の新規機構のモデリングをくれ。と言われて・・・。
2案は既に暖めているものを出すとして、あと一案。

無理と思いながらも何とか裏紙にスケッチを完成。

とりあえず、これを元にモデリング開始。

必要要素を配置し、アニメーションでそれっぽく動きを付ける。
考えとしては間違っていなさそうだ。動きは意図どおりになる。

後は減速機構等を入れて・・・。

何?結構大い。 今日は頭から湯気が出てでそうだった。


プレゼン案検討

2011-10-12 22:55:12 | Weblog
いつも開発依頼が来る某氏から、ある会社にプレゼンをしたいので、2・3案を
出してくれないか。と頼まれた。

ある会社の4年後の上位機種の開発案件として、某氏の会社がプレゼンを行うの
だが、プレゼンできるほどのアイテムが無いとのこと。

何時までにと聞いたところ、「今週中にデータが欲しい。プレゼンするのだから、
気を引くものでないと・・・。」って、冗談でしょう。

前回のアイデアも約一ヶ月考えて理論上動くところまで出来たのに、後2日で2案
考えるのは・・・。

今日は、今抱えている仕事の図面を仕上げて発注し、更には今の仕事(開発中)の
原価低減アイテムの可能性を探り。
3次元CADの講師の仕事もしながら。来月に行う打ち合わせの準備も・・・。って
どこにそんな時間が~。

だめだ、倒れそう。


成功するまで続ければ、失敗はない

2011-10-11 23:31:11 | Weblog
「成功するまで続ければ、失敗はない」
松下幸之助も同じようなことを言っている。

ただ、この言葉は民事再生法違反容疑で逮捕した中国ビジネスの
カリスマ「谷絹子」が成功の秘訣として本に書いていた言葉らしい。
私は読んだことが無いが。

この「谷絹子」が成功するまで続けられなかった理由は、資金繰り。

「成功するまで続ければ、失敗はない」という言葉には、
「但し、無限の時間と資金があれば」と追記したほうが良いような気がする。

また、世の中変化し続けているのだから、やっている事も変化し続けないと
時代のニーズが無くなる。

私も変化し続けないと。

議員との対談

2011-10-09 23:54:47 | Weblog
いろいろな方とお付き合いをしたいと、今回ある市議会議員に
対談をお願いし、30分ほどの対談が実現した。

30分の短い間ではあったが、この人は次の世代のことを考えて
政策をおこなっていることがわる。

新たな企業誘致を行い、今の子供たちの雇用を創出し、若者が都会
に出て行くことの無いよう、また私たちが老後を安心して過ごせる
ようなことを考えている。

次の世代(今の子ども)のことを第一に考えている。

おそらく、この人が議員を終えても、この人のやっている施策は
まだまだ計画途中であろう。

この議員との対談では、それぐらいの長いスパンのことを考えること
が大切であることが分かる。

来年市議会選挙とのことだったが、出馬するかどうかは明確に回答
してくれなかった。

でも、この人はきっと来年以降も議員として活躍してくれると確信
する。
がんばってほしい人である。


板ばね設計

2011-10-07 23:37:57 | Weblog
前回、2枚の板ばねが接触する解析が出来なくて、一枚でやったが
一枚でもパンクしていた。

現行の機構よりも小さく。新しいものを設計するときは、小さくか
安くかが条件になる。

私が入社したときは、新たな機能を付けた(付加価値を付けた)製品を
設計していたものだが、最近では安いが第一条件となる。

そのため、原価低減設計が最近は多く、設計者としてはモチベーション維持が
大変だ。

今回の設計はあまりコストのことは言ってこないが、その代わりに小型にして
且つ現行と同じ性能を要求されている。

そこで、現行よりも一回り小さい板ばねを設計し、現行と同等の性能が出るような
工夫をしている。

解析で確認した結果、これだといけそうな形状がやっとできた。

この形状で機能試作を行い、性能を確認することにする。

接触解析

2011-10-03 22:50:36 | Weblog
私の担当部分がある程度形になったところで、応力がもつかどうか
線形解析をおこなう。

2つの板ばねを接触解析で応力をみる。
シェルでFEMを作成して接触させてみる。

うまくペアにならない。

数年前はよくやったが、覚えていないのか。

調べてみると、放線方向を向き合うようにしなさい。と書いてあった。

向き合うように合わせてみたが、ペアが見つからない。

仮装板厚で重なっているのか?

めんどくさいので、単品で解析。応力パンク。

接触以前に単品でもパンクしていた。

形状考え直し決定。