3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

3次元CADを使った業務効率改善 導入事例

2007-01-13 00:14:06 | Weblog
・導入事例 A社  A社の取り組み

A社は○億円もかけて3次元CADを導入したが設計者からは敬遠され、使ってくれない。
そこで、A社はまずモデリングの講習会を開催し、設計者のスキルアップを図ることにした。
講習会は順調に進んだが、多少のモデリング力を身につけても2次元CADに比べるとどうしても効率は劣っており、一部の設計部門では2次元CADに戻る動きまで出始めていた。
これでは3次元CADが浸透しないばかりか、投資が無駄になる。
3次元CADのモデリングが浸透における課題となっていると考えたA社は、A社製品に最も有効なモデリング方法についてまとめたA社独自の操作マニュアルを作成することにした。
しかし、A社にはマニュアルを作成するほどのスキルを持った人がいなかった。
そこで、ベンダーの社員をコンサルティングとして1年間駐在させ、独自製品のマニュアルを完成させた。(恐ろしい金額になったことは言うまでもない)
そのマニアルを見させていただいたが、カッターパートとアドパートを分けて作成し最終段階でアドパートからカッターパートをカットする方法を1つの製品についてこと細かく載せていた。
この方法であれば変更等が有った場合、関係ない履歴に影響が無いため更新が早くエラーも少なくなる。当時ではこのモデリング方法が良いとされていた。
完成したマニュアルは電子データ化されていたが、プリントアウトするとキングファイルが必要なほど膨大なものに仕上がっていた。
果たしてこれでうまくいくのか。
次回は、A社の私が下した結論です。