3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

機構設計 解析動きを確認

2010-03-30 22:12:20 | Weblog
良い案が浮かんだところで、機構解析ツールで解析を行う。

今回のポイントとなる形状はCADで作成し、それを解析ツールにインポートし
その他の部品は簡単なブロックと回転体でおおまかな部品としてモデル化する。
その部品を並進拘束や回転拘束を使って関連付けを行い、最後にモーションで動作させる。

各部品の大きさが雑であったためか、反力が大きいが、どうやら考え通りの動きには
なる。

この案で進めることにする。
早く詳細設計に移らないと、設計試作まで時間がない。
しかし、機能試作で確認しないと・・。





機構設計

2010-03-27 22:54:56 | Weblog
ポンチ絵で機構を考えている。
前回考えた機構では高さ方向でNGとなり、新たな案を考えなければならない。

そこで、機能について考えてみる。
一体的に動き、その後相対的に離れる。しかも若干のずれを生じさせたい。

なかなか難しい。

ん~。

ふと、良いアイデアがひらめいた。これがうまくいけば、薄くなるばかりか
部品点数も今量産している機構の1/3程度になる。

鉛筆を走らせ、動きを考え成り立つか確認する。部品の配置も考える。
うまくいきそうな気がしてきた。

機構設計

2010-03-23 22:51:36 | Weblog
私が考えた機構設計案が、高さ方向に大きいと意匠設計から改善要求がきた。
この案では数ミリは低くできるが、この程度では要求に応えれそうにない。
また、設計裕度も無くなる。

この案は特許ネタとして割り切り、それ以外の案を考えることにする。

いつも通り、鉛筆をカッターナイフで削りながら集中力を高める。
裏紙にポンチ絵でアイデアを描きながら、次の案を絞り出す。

設計の楽しいところでもあり、辛いところでもある。
ん~。


製品設計

2010-03-21 13:43:32 | Weblog
バネ掛け位置を変更して、意匠部門に3次元モデルを渡してから、高さ変更の要望が
あった。
製品の大きさはそのままで、ある機能用の基盤を追加するため、高さを低くしてくれと
いうのだ。私の設計している機構部品は、現行機種よりも部品点数を遙かに減らすため
高さ方向に回転機能を盛り込んだ。そのため、頑張っても後数ミリ程度しか下がらない。
この機構では意匠部門の要望を満足できないであろう。

さて、どうしょうか。

設計

2010-03-13 22:53:51 | Weblog
私がある程度形にしたモデルを渡し、詳細設計をさせたのは、入社10年目程度の後輩に1からモデルを教えるということをしたくなかったこともあるが、私のモデルを見て設計的なモデリング方法を勉強して欲しい意味もある。成型品,板金,切削など、多くのモデルからこんな方法でモデリングしているのかと感じて欲しかった。
が・・。
ある日意匠部門から、バネ掛け位置を変更してくれと依頼がきたので、モデルを変更しようとしたら、作っていたはずのバネ位置の座標系が無くなっている。
バネフックは位置変更が可能なように、バネ掛け位置を基準とした別パーツで作成し、結合させていた。履歴を見ると、その履歴がない。
バネフックは後輩が形状を変更していたが、まさか・・・。
後輩を呼びつけて聞くと、「削除しました。」
なんて事を・・・。一人でやった方が早いと内心思いながらも、育成のためとモデルの説明をする。
多分他のモデルもこんな目にあっているのだろう。

私のモデルが可哀想。



設計

2010-03-09 23:28:59 | Weblog
後輩に、私がある程度機能を盛り込んだ3Dデータ化した製品の設計を任せている。
やっと、図面がぽつりぽつりと出てきた。

5倍尺の図面で見ると大きく見えるが、0.4mmの削りとか,バネフックが貧弱とか、
よくまあこんな形状にするなぁ。
計算すると強度は大丈夫なのだろうが、目で見てこれは安心と分かるような設計
しろと一喝。

多くの製品を見て、センスを磨いて欲しい。


後輩育成

2010-03-06 22:15:44 | Weblog
設計しながら、後輩に指示をする。
後輩は他の製品の部品を流用することを考えた。
量産している部品を流用する考えはいいことであるが、安価な専用部品を流用する考えは
あまり良いことではない。

量産している製品に不具合が生じ、流用部品が変更された場合、その部品を使用するため
合わせ込みを行った新製品の性能が変わり、最悪不良品となる。

また、その部品を使うために大きさなどの設計制約ができてしまう。

「制約が出来てしまうようであれば、すぱっと新しい部品を設計した方が良い。」
と、後輩に指示をした。


後輩育成

2010-03-04 23:13:36 | Weblog
後輩にある製品設計を途中から任せ経過を見ている。
ある程度まで、仕上げて残りの部分を設計させているのだが、
思うように進んでいない。

私は次の仕事が入ってそちらに注力しており、なかなか後輩の
進捗までみられない。
また、製造現場から担当製品の不具合の連絡があり、後輩を含め
みんなそちらの火消しにまわってしまった。

なんだかんだで、後輩の設計は進んでいない。
早くしないと、製品が時代遅れになりかねん。