3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

業務効率改善 導入事例B社

2007-01-17 11:21:03 | Weblog
B社の事例について
B社は主にオーディオを設計製造しているメーカで、製品の部品点数は機種にもよるが100点程度であり、板金部品が多い。
この会社では、まず3台の3次元CADを導入し、新機種の開発だけに使用することにした。
A社と違い、新機種には全く新しい機構を設計するB社では流用する部品は少なく、2次元CADで作成した部品に執着する事はなかった。
新機種の設計者は2次元CADでの設計に慣れ親しんでいたが、3次元CADを使用しるにあたり3次元CADを独占している優越感と新しいものに触れている好奇心でどんどんモデリング力を上げていった。
しかし、問題に直面した。3次元CADの操作に慣れても一つの部品を作成するのに必要な時間が明らかに2次元CADの方が早い。
また、モデルを修正する場合履歴を変更し更新する方法が良いとされており、修正に必要な時間が2次元CADの数倍掛かってしまう。下手をすればエラーとなりモデルが無くなってしまう。
これは2次元CADでは無かった事であった。
次回はB社が今後どのようにやっていったかについて
つづく