耐久性検証で折れる。
性能アップ品の耐久試験を実施した。
スペックは満足できているが、裕度が全く無い。
n=2個みて、寿命に大きな差はないが、このままでは使えそうにない。
予想したCAE通りの結果となった。期待を裏切って欲しかったが。
次は、10%アップ品で耐久試験を 実施してみることにする。
耐久性検証で折れる。
15パーセントアップ品を検証。
CAE通り、15パーセントほどアップしているようだ。
しかし、応力は限界を超えている。
このまま使えつかどうか、耐久試験を実施しみることにする。
もてばラッキーだが。
パワーアップ検討
6月に量産とになる機種の設計を行っているのだが、客先から性能アップ
の要求がきている。
発端は、客先のエンジニアが行った実機性能評価で見つかった振動異音。
こともあろうに、こちらの技術営業が私の担当部品の場所から異音が発生し
ていると適当にごまかした。
異音は他の部分から発生しており、今それを客に言っても取り合ってくれない。
元々異音が発生した評価品に搭載している私の担当部の機構は、金型初品で
まだ調整していなかったため性能は下限品だった。
その後に送った評価品は私の担当機構は金型調整したものであり、設計値に
近いものに仕上がった。もちろん他の部分の完成度も上がっており、客先での
性能評価で異音は発生しなかった。
しかし、明らかに性能として言えるのは私の機構部分のところのみ。
そこで、客先は私の担当部品を直す事で異音が直ったと主張。もちろん私の
担当部品だけが違うわけでなく、密閉性や取り付け性など良いものに仕上がって
いるのだが。
そこで、客先は私の機構の性能を今の性能を下限品にしろという。
ことは簡単には行かない。信頼性は過剰でなく適度なものにしないと、他の性能
悪化につながる。この製品も元々の設計値から信頼性を考えてトータル的に良い
ものに仕上げた。ここで、基本性能をアップすることは、信頼性が悪化することに
つながりかねない。
どうする?