3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

3次元CAD導入

2006-11-30 17:33:01 | Weblog
 ある雑誌で「設計ツールが主役の2次元CADから3次元CADに移行したことで、
設計の効率や品質は高まった。CADやCAE,ラピッドプロトタイピング,
デジタルモックアップ,などに流用できる3次元モデルが、開発コストやリード
タイムび削減に大きく寄与したことは間違いない。」(日経ものづくり10月号)
と書いている。

現在3次元CADを用いて設計を進める企業は本当に多いのか。
1部の大企業に限られているのではないか。またその1部の大企業であっても
開発コストやリードタイムは本当に削減できたのか。

多くのこの手の雑誌は、雑誌のスポンサー(広告主)がCADベンダーであったり
製造元であったりするため、マシンのスペックやソフトのバグ、費用面で実現性が乏し
くても、理論上出来る事であればあたかも何処の会社もやっていて費用削減になる
又は費用削減に貢献したかの様に書きまくる。

大手企業の取組や実績が載ることがあるが、コメントは必ずCADを使用している
設計部門ではなく、推進している部門の「偉いさん」である。

こんなコメントを鵜呑みにして、3次元CADを導入したため費用ばかりかさみ
3次元CADを手放した企業の話はよく聞く。


「うるるとさらら」で有名な某大手エアコンメーカは、国内最大手のエアコンメーカ
であり2006年9月の中間期としては経常利益が過去最高を記録する優良企業であるが、
3次元CADの浸透率は低いと聞く。

なぜ、この会社がこれほどの利益を出せたのか。それは、技術を買う(3次元CADを
導入する)よりも、技術を育てる(人を育て、それを伝授する)事に重点を置いている
からだと思う。

しかし、だからといって3次元CADはいらないという事にはならない。
時代は2次元CADから3次元CADへと変遷しているのは確かな事実である。

3次元CAD導入成功の秘訣は、CADを買いっぱなしではなくCADを扱える
技術者を育てる取組が重要と考える。

初めての投稿

2006-11-25 00:42:11 | Weblog
無難なタイトルとなってしまいましたが、これから私が3次元CADの普及のために行っている活動と、ちょっとした出来事について書いていきたいと思います。
同様の内容でHPを立ち上げているのですが、更新するのがめんどくさく、簡単なことはプログで行い、詳細なデータなどはHPでまとめ、そしてもっと多くの3次元CADユーザの参考になればと思っています。

今後書く主なプログ内容
①社内3次元CADスキル認定試験の実現への取り組み
②愛弟子教育
③JPSA主催3次元CAD利用技術者試験攻略
④その他
                        以上