私は、このツールの使用について1つの疑問を抱いていた。それは、CAEの解析結果と実機との整合性が取りづらいということであった。このCAEはばらつきを予測するのもであり、入力のパラメータは寸法公差,幾何公差である。個々の部品のばらつきは設計センター値を中心に公差分正規分布する事が前提となっている。
実機ではそのようなことはまず起こらない。
そこで、複合機をメーカに実機との整合性について質問させていただいた。
その回答として「このツールでは、実機とCAEの結果とは合わない」と言い切った。
そこで、「結果が合わないのに、なぜ解析をするのか」と再度質問した。
この質問には発表者が答えきれず、発表者のグループ長が代理で回答して下さった。
「実機との整合性を取るために、データを取った。その結果とCAEの結果とが合わなかった事は事実。CAEを行う理由は設計の方向性が合っているかどうかを確認するためのものである。」
と回答して下さった。この回答で私が今まで抱いていた疑問が解消された。
普通、CAEは実機との整合性が取れる。又は実機と整合性を取るためにパラメータを変更するなどして、整合性を取る。
しかし、このツールはそれが出来ない。したとしてもあまり意味がない。
その後の親睦会で、他のメーカの方と実機との整合性について話しをしたのだが、皆同じ疑問を抱き、そしてこのグループ長の意見に賛同していた。
私はグループ長と親睦会の終盤から酒を飲みながら、CAEのあり方について語った。
発表の席ではあまり言えないような裏話も聞けて実に有意義であった。
ユーザー会に参加することで分かることであるが、各社各々ノウハウも有れば、悩みもある。解析者としては、なかなかノウハウも公開できなければ、悩みも証せない。
今回の会参加の目的は、ノウハウを得る事であったが、当たり障りのないところのノウハウであったため役には立たなかった。
しかし、このCAEを使うにあたり皆が同じ悩みを抱き、それについてどのように思っているのかを聞け、多くの人と話せたのは成果といえる。
実機ではそのようなことはまず起こらない。
そこで、複合機をメーカに実機との整合性について質問させていただいた。
その回答として「このツールでは、実機とCAEの結果とは合わない」と言い切った。
そこで、「結果が合わないのに、なぜ解析をするのか」と再度質問した。
この質問には発表者が答えきれず、発表者のグループ長が代理で回答して下さった。
「実機との整合性を取るために、データを取った。その結果とCAEの結果とが合わなかった事は事実。CAEを行う理由は設計の方向性が合っているかどうかを確認するためのものである。」
と回答して下さった。この回答で私が今まで抱いていた疑問が解消された。
普通、CAEは実機との整合性が取れる。又は実機と整合性を取るためにパラメータを変更するなどして、整合性を取る。
しかし、このツールはそれが出来ない。したとしてもあまり意味がない。
その後の親睦会で、他のメーカの方と実機との整合性について話しをしたのだが、皆同じ疑問を抱き、そしてこのグループ長の意見に賛同していた。
私はグループ長と親睦会の終盤から酒を飲みながら、CAEのあり方について語った。
発表の席ではあまり言えないような裏話も聞けて実に有意義であった。
ユーザー会に参加することで分かることであるが、各社各々ノウハウも有れば、悩みもある。解析者としては、なかなかノウハウも公開できなければ、悩みも証せない。
今回の会参加の目的は、ノウハウを得る事であったが、当たり障りのないところのノウハウであったため役には立たなかった。
しかし、このCAEを使うにあたり皆が同じ悩みを抱き、それについてどのように思っているのかを聞け、多くの人と話せたのは成果といえる。