当ブログで時折 触れている「東京オリンピック中止論」、今だに先延ばしにしています。
行なわれないことは選手や関係者には酷ですが、早めに中止を発表して上げないのは、後になって
結果的にはより酷いことになります。一日も早く中止になることを明確にしてあげてほしいですネ。

<バッハ会長とコーツ副会長、二人で来日>
15日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来日し、菅義偉首相、森喜朗会長、
小池百合子東京都知事らと会談しました。バッハ会長が、欧州でもコロナウイルス感染拡大する中、
スイスで一週間の自主隔離をしてまで来日した目的は、“中止は決めたが発表を延期した” のでしょう。
コロナウイルス感染が世界的に終息するどころか再燃しています。日本時間の昨日午後3時
時点で、世界全体で約6,165万人となり、また亡くなった人は約144万人にも上っています。
欧米の各国、インド、ブラジルの国々など、大国に重症者・死亡者が増え続けています。
主催国の日本も約15万人(死者210人)に上り、毎日 過去最多を更新し続けています。

再度のロックダウンを行なう国も出てきている状況で、来年夏の東京五輪開催を考えること
自体が「常識外れ」とも言えます。開催を前提にした追加拠出を依頼されている大手企業も
コンプライアンス上の問題も出てきており、各社 困っているのが正直なところでしょう。
日本は来年3月くらいまでは寒さも続くでしょうからネ。 このような状況下で、本当に7月に
東京オリンピックが開催できるのでしょうか? この疑問は世界各国の誰しもが持っているはず。

そんな中、バッハ会長が来日し国立競技場を視察したりした後、“間もなく新型コロナウイルスの
ワクチン開発が実現し提供される見通し、ワクチンが入手可能になるのであれば、IOCがコストを
担う” と自ら費用負担を約束しています。こんな無責任な発言をして、これはIOCの存在感と
東京オリンピック開催は、IOCに主体性があることをアピールしているだけでしょうねぇ~
また菅首相は首相で、“人類がウイルスに打ち勝った証として、東京五輪開催を実現する” など
とコメントしています。 IOCと日本側双方が開催の意思を確認したかのような雰囲気でした。

しかし、米国や欧州が感染急拡大の現状から、主要各国には、東京五輪への選手や関係者などを
日本に派遣する準備を行なう余裕など全くなく、最終的には開催中止の可能性が高いとの認識を
持っていることを、IOC側も当然知っているはずです。 それなのに どうして? ・・・
もし「中止」という方向に進んだ際、IOCと日本が決断するのではなく、WHOに言わせようと
しているのでしょう。WHOに「開催は感染パンデミックを憂慮し中止」と言われてしまったら
反論のしようがありませんからネ。今回のバッハ会長来日は、この打合わせに来たのでしょう。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



開催権を持つのはあくまでも開催都市です。東京が返上するといえば不開催というだけです。