今日31日は、タイの三大祭りである「ロイクラトーン祭り(灯籠流し)」ですネ。
ロイクラトーンは、陰暦12月の満月の夜、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝を捧げ、
罪や汚れを水に流し、魂を浄めるお祭り。 タイの人は、バナナの葉や紙で作った灯篭を
蝋燭や線香、花で美しく飾り、満月を映す水面に流します。 今では都内の公園の池でも
行なわれていますが、田舎の静かな川では、まるで光の天の川のように映り、幻想的です。
このような三大祭りは、タイのお正月であるソンクラーンもそうですが、地方へ行くほどローカル色
豊かに行なわれます。北部チェンマイでも、今日から数日にかけて、盛大な灯籠流しが行なわれます。
チェンマイのロイクラトーンは、灯籠を川や水辺に流すだけではなく、同時に打上げられる
手すき紙の提灯に蜜蝋で、灯を灯した気球 “コムロイ” と呼ばれる手製気球が飛ばされます。
これも空に放す光景が幻想的で、日本でも 時折 ニュースなどで放映されるのでご存知の方も
多いでしょう。チェンマイでは、観光キャンペーンの一環にもしています。コロナが来襲して
いなければ、多くの観光客が訪れたはずです。今年は地元人だけの静かな祭りに終わるのかな。
ただ 紙で作られて蝋燭が灯っていますから、非常に危険でもあります。空に放たれた気球が
燃え尽きずに落下、樹木や家屋に火がついて、ボヤ騒動になる事故も多発するようですからネ。
チェンマイ空港周辺では 危険の余り、当日 夕方以降一部フライトが欠航されることもあります。
バンコク首都圏の一部でも行なわれます。送電線や変電所の近くでコムロイを飛ばし、
電線ワイヤーに巻き込まれ、広い範囲で 誤動作や停電が発生したこともあります。
企業やその他の公共インフラに影響を与える可能性がありますので、タイ電力公社は、
全国的に開催されるロイクラトーン祭りの期間中、高電圧の電力線や変電所の近くに
コムロイを飛ばさないよう、国民に呼びかけています。
昨年、行政の出先機関であるBMA(バンコク メトロポリタン アドミニストレーション)は、
ロイクラトーン期間中、コムロイの使用禁止を促し、高層ビルのある地域で販売した者は、
三カ月の禁固、または罰金で6,000バーツ(約20,000円)、或いはその両方が科されるとか。
それくらい、今では大都会になったバンコク首都圏では、危険なモノになってしまいました。
そう言えば、今年はハロウィーン祭りと重なりました。また民主化運動の最中でもあります。
このコロナ禍で 若者たちは、どんなロイクラトーン祭りにするんでしょうネ。
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