結局 タイの国際空港は 二つに ・・・

　　
　６日からかな？ 昨年の大洪水で冠水し 一時閉鎖されていたドンムアン空港が、運航を 再開しています …

ノックエアー・オリエントタイ航空・ソーラーエアーなどの国際線が、同空港を 利用していましたが、まだ
ノックエアーの国内線一日35便の運航だけです。　同空港の営業再開の記念式典には、インラック首相を

はじめ 多くの政府関係者が参加し、施設と関連機器の整備は 整い、国際標準のサービスを 提供できる
状態に あるという、ことを アピールしたようですが、どうやら 航空会社は 乗り気ではないようですネ。　

　
　　　　＜閑散としている、今のドンムアン空港ロビー…＞

空港を 管理監督している AOT （タイ空港公社） も、浸水した建物は クリーニングと消毒も行い 「利用者の
受け入れ態勢は万全」 とし、現在 全長6.5キロメートルの洪水対策のフェンス設置もＯＫ。　雨期を
控えた 今年の５月までには設置完了を 予定する、とも 言っていますが、心配の方が大きいようですヨ。

また 政府が、スワンナプームの一空港体制でいくのか、スワンナプームとドンムアンの二空港体制で
いくのか、明確で無かったことも、他の航空会社が 乗り気にならない理由でもあるでしょうねぇ～

　
　　　　＜まだ 利用客がいないドンムアン空港…＞

　その辺の流れは、先月に両空港の歴史を 踏まえて 同ブログにも 詳しく書いています。

　　　　　　２月２日のブログ
　　　　　　２月３日のブログ

そんな中、15日 チャルポン運輸相が 「首都圏の空港機能を スワンナプーム国際空港に集中させるのは
非現実的」 として、格安航空会社に ドンムアン空港へのシフトを 奨励してゆく考えを 明らかにしました。
要するに、バンコクの単一空港化の政策を 破棄し、二空港を 併用する、という方針です！

スワンナプーム空港は、施設拡張に 少なくとも 五年程度かかる見通しで、空港一本化を 推進すれば、
混雑が 更に 悪化する、との見解のようです。　一方、ドンムアン空港は 年間1,600万人以上の利用に
対応できる為、一本化はせず、同空港を 活用するのが 得策との判断を したようです ・・・

　
＜スワンナプーム国際空港も 今や アジアのトップクラス…＞

　スワンナプーム空港の旅客処理能力は、年間4,500万人 …　昨年の旅客数は4,720万人で、今年は
5,100万人に 増加する見込みとのこと。　航空便離陸では15～30分の遅延が頻発しており、チェックインと

出入国審査では混雑が深刻化しています。　インラック首相は、ドンムアン空港に 移転する航空会社に
優遇措置を 与える考えを 示しているといいますが、どうなるでしょう？　移転理由が 「深刻化している
スワンナプーム空港の混雑緩和が目的」 と言うだけでは、納得しませんよネ。

　
　　＜まずは 混雑緩和の対策を 真剣にお願いしたい…＞

今のスワンナプーム空港、出入国審査担当の警官の人員不足などで混雑が悪化しており、バンコクエアー
ウェイズなんぞは、国際線乗客に 対し、出国審査で時間がかかっているとして、出発の三時間前に空港に
到着するよう呼びかけている有様です。　空港機能のハードと人的不足のソフトを 混合しているようです。
　タイの空港問題、まだ まだ 落ち着きそうもありませんねぇ～　


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