タイのタクシー、また交渉制に！

9月26日付けの同ブログで、「長距離でもタクシーのメーター使用は義務付けられた」と述べました。
http://blog.goo.ne.jp/nagaichi_1950/e/898ce61f87448bce418cc577db76401b　

でも様相が変わりつつあります。同ブログでこのようにお伝えしました。

｛今までのタクシー規定では、「戦勝記念塔から半径37キロメートル以遠であればメーターを使用しなくてもよい」という
不文律がありましたが、県間の移動などの長距離でもメーター使用を義務付けられ、違反した罰金は2000バーツとの事です。
ですので今後は、どこへ行こうと、遠距離でもメーター使用になりますので、この手のトラブルは減少するでしょうネ｝と・・・

しかし　このメーター使用の義務化に対して、タクシー運転手達は運輸省へ遠距離について料金交渉制の復活を要求していました。
が、当局に要求を拒否されたことからスワンナプーム国際空港でタクシー運転手約300人が、2日午後から夜にかけて、
抗議デモを決行し、空港内の道路を塞ぐなどした為、ある便が飛行機の遅れという事態をも生じさせました。

その後運輸省は、スワンナプーム・ドンムアン両空港で営業するタクシー運転手の代表と協議し、両空港からバンコク首都圏の
近場4県（バンコク、サムットプラカン、ノンタブリ、パトゥムタニ）以遠に向かう場合は、運賃を交渉制とすることを認めています。
外遊中のサンティ運輸相の承認を得てから実施されると聞いています・・・　

またも決まった事が元の木阿弥となってしまいそうです。（笑）

同省のタクシー運賃目安によると、例えばスワンナプーム空港からシラチャーに向かう場合、メーターでは約870バーツですが、
交渉制で約1000バーツ、更にパタヤ市に向かう場合は1300バーツ前後とみているようです。しかし　これだって運転手に
よって金額が変わってくるでしょうし、観光客はタクシーの値段の目安なんて、分りっこありません・・・　

折角　交渉時のトラブルが無くなると思っていましたが、残念ですねぇ～・・・

距離感が解らない・言葉が通じない外国人観光客には、どこへ行ってもメーター制が一番解り易く良かったんですがねぇ～。
特に日本人は、タクシー代は日本に比較すると非常に割安感がありますので、高いと解っていても日本円に換算すると安く感じ、
言われた金額で支払ってしまいます。なんせ東京なんぞのタクシーの初乗りは710円ですからバーツにしたら約220バーツです。

東京の初乗り料金で、バンコク市内からスワンナプーム国際空港まで行けてしまいますものネ。（笑）安く感じるはずです。

タイ政府は、外国人観光客の声もタクシー・ドライバーの声も大事なんでしょうが、一歩譲ってドライバーの声を
優先させるのであれば、法外な金額を要求する・メーターを改ざんしている・遠回りをする・・・等の悪徳運転手を
厳しく取締るとか、処罰も厳しい法律を作って欲しいモンですよネ。この方がよっぽどタクシー業界の為になると思いますヨ。
皆さんも　そう思いません？



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