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戒厳令が解除され、真の政治安定はいつだろう?

2015年03月24日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 昨年5月のクーデターから そろそろ1年になろうとしています。 クーデター直前に
発令された戒厳令、今だ 解除されておらず、国際社会から批判的な意見が出たままです。

先週、立法議会では新憲法草案が完成に近づいた時点で、戒厳令を 解除して 他の治安措置を
導入することを 報じていました。 治安対策緩和を 提言する時期は7月頃としています。

 

 一般的な戒厳令とは、「戦争や内乱などの非常時に際し、全国・一部地域において通常の立法権、
行政権、司法権の行使を 軍部にゆだねる非常法」 とされ、治安維持を 警察ではなく、軍が行ないます。

国家緊急権制度の一つですが、タイの戒厳令では、「5人以上の政治集会禁止」 を 盾に 目を
光らせていた、現在も光らせているくらいで、戒厳令下でも一般市民には、何ら影響はありません。

国内でも戒厳令解除の検討は、度々されていますが、プラユット首相は 「戒厳令解除で何かが
起きたら、国家改革が遂行できるだろうか。 その責任を 誰が取ってくれるだろうか」 と述べ、

 

メディアからの質問にも、その都度 「戒厳令は政府が国家改革を 遂行するために必要なツール」
と、解除されることはないとの見解を 示していました。 

 実際、2月1日にはサイアムスクエアで鉄パイプ爆弾2個が爆発して2人が負傷、また3月7日に
ラチャダピセーク通りの刑事裁判所に手りゅう弾が投げ込まれ爆発するという事件が起きています。

 

手りゅう弾事件では実行犯2人がスピード逮捕されたのに続き、複数の容疑者が逮捕されています。
警察は この二つの事件を 「犯人らは同じイデオロギーの持ち主」 と見て、関連性があることを
示唆していました。 こんな事件が起きると、戒厳令を 解除してはいけないような気もしますよネ。

 タイの最南部3県でイスラム過激派によるテロが頻繁して、治安が極度に悪化していることは、
タイでは大きな社会問題になって久しいです。 テロ関連の死者数は4,000人を 超えています。

 

ですが、タイ政府は最南部の過激派は、イスラム国 (IS) のテロ組織とは 繋がりが
ないとの立場を 取っていますネ。 また これまでのところ、タイ国内ではISと繋がりの
あるグループなどの存在が、確認されていないことも 明らかにしています。

諸外国ではISに若者が賛同し、参加するケースが報じられて、大きな問題となっていますが、
タイ政府は、このほど 改めて、関係当局がタイ人のIS参加に目を 光らせていることも
報告していました。 最南部のイスラム問題を 抱えているだけに、政府も気を 遣いますよねぇ~
 戒厳令も解除されて、真の治安安定に もう少し時間がかかりそうです。  


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