SEA GAMES(東南アジア競技大会)での もう一つ大きな話題は「馬術団体競技」で見事、
銀メダルを獲得したチームに王族女性、シリワンナワリー・ナリラット妃がいらっしゃった
ことでした ・・・ 昨日からの続きです。
シリワンナワリー妃は、タイの現国王、ワチラロンコーン国王の2番目の奥様との
間に生まれた王女で、1987年にお生まれになっていますから30歳になられます。
<シリワンナワリー妃(右側の方)>
シリワンナワリー妃はとても活発な方のようで、18歳の2005年にマニラで開催された「第23回
SEA GAMES」でも、バトミントン選手として出場、団体競技で金メダルを獲得しています。
多くのタイの人が知っていることですが、シリワンナワリー妃の母親は有名な女優さんでしたが、
1994年にワチラロンコーン皇太子(現ラマ10世王)と結婚しました。が、1970年代後半から皇太子と
お付き合いしており、二人の最初のお子さんは1979年に生まれています。
(当時、皇太子にはお妃がいらっしゃいましたが、1991年に離婚なさっています)
シリワンナワリ―妃はお二人の五番目(1番目から4番目までは男子)で、かつ 末っ子ですが、
1987年に長女としてお生まれになりました。1994年に正式にご結婚されたのですが、2年後の
1996年に離婚となり、母子たちはタイから英国に移住(現在は米国在住)しました。
以来、一家はタイに一度も帰国していないようです。ただ当時、父の皇太子殿下がシリワンナワリ―妃
だけをタイに呼び戻したため、彼女は母親や兄たちと離れて生活せざるを得ませんでした。そういう
意味では、彼女だけ家庭的には恵まれているとはいえないことに、タイの人たちはとても同情的です。
そして、孤独な王女をたいへん可愛がったのが、祖父である故プミポン国王でした。父である
皇太子が2001年に別の女性と3回目の結婚をされたこともあって、彼女が18歳になった2005年に
プミポン国王はシリワンナワリ―妃を王女位(Princess)に任命、一定の権威と権限を授けたのです。
<プミポン前国王に感謝の気持ちもあるのでしょう …>
だからでしょう、同じく銀メダルを受賞したチーム・メイトが現国王の写真を掲げているのに対し、
シリワンナワリ―妃は祖父の写真を掲げて登場しました。タイの人たちは当然と受け止めているようです。
馬術団体競技でチームの銀メダルを獲得した中で、王族女性がいらっしゃった、なんて
微笑ましい話題ですよネ。 シリワンナワリ―王女の銀メダルに心から祝福したいと思います ・・・
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