タイ国首都圏の顔、「バンコク中央駅・フアランポーン駅」が、今週23日で全ての
列車サービスを終了すると伝えられていましたが、完全閉鎖は見送りになるようです。
バンコクの都市鉄道の充実化に伴い、多様性・利便性に耐えられなくなり、それに代わる
バンスー駅が完成した事もあり、役割を終え、一部 鉄道博物館に生まれ変わる予定でした。
しかし、閉鎖に反対の声も多く、縮小して継続されるようです。今までは一日118本の列車が
発着していましたが、23日からは一日22本の列車は残され、一部 調整されるようですヨ。
閉鎖されることにより今まで同駅を、通勤・通学などに利用している人々の為に、バスなどが
用意されると伝えられていました。ですが、どうやら 残される22本の列車を利用して貰うと
いう報道も ・・・ しかし 運行列車の期間などの詳細は、まだアナウンスはされていません。
その役目を終えるフアランポーン駅の「最後の姿」を、“しっかり目に焼き付けておこう”
と、12月に入って多くの人たちが同駅を訪れ、カメラに収めた人も多かったはずです。
105年の歴史に幕を下ろすフアランポーン駅は、イタリアネート様式の柱とステンドグラスの
主な駅舎は残し、一部鉄道博物館として、また公共施設、商業施設としても活用するようです。
フアランポーン駅は一等地の広大な敷地を持っており、再開発事業がスタートしていきます。
一帯は「フアランポーン ヘリテージ コンプレックス(Hualampong Heritage Complex)と
いう複合施設が誕生する事になっているとか。この一帯、これからどなるかも楽しみですよネ。
バンスー新中央駅にはタイ国鉄(SRT)の在来線、都市鉄道ブルーライン(地下鉄MRT)、
パープルライン、レッドラインなどが乗入れ、バンコクの鉄道交通の新たな拠点となります。
<バンスー新中央駅>
将来的にはバンコクと東北部ナコンラチャシマを結ぶ高速鉄道、バンコク都北郊の
ドンムアン空港と東郊のスワンナプーム空港、タイ東部ウタパオ空港を結ぶ東部高速
鉄道なども乗り入れられ、陸の国際中央駅の誕生で、大都市の象徴になります。
そう言えば、フアランポーン駅の歴史が105年でが、それよりも古い駅があります。それは
先月25日に開通110周年を迎えたホアヒン駅です。ホアヒンはバンコク南東(シャム湾を
<ホアヒン駅>
挿んだパタヤの対岸)約200kmに位置しますが、ラマ6世以来、歴代の王族から現在まで、
王室ご用達の避暑地として重用されてきたビーチです。王室用に造られた駅になりますかネ。
<ロイヤル ホアヒンGCの1番ティグランド>
同駅前には、タイゴルフ発祥の地とされるロイヤル ホアヒンGCがあります。王族関係者が
すぐにゴルフ場へ行けるようにと、コースの真ん前入口を改札駅にしています。 いつかは
鉄道でバンスー新駅からホアヒン駅巡りをして、ロイヤル ホアヒンでプレーしたいものです。
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