タイでも中国の旧正月の最中ですが、バンコク市内のアチコチで中国人観光客が目立ちます。
昔、タイで “石を投げれば日本人観光客に当たる” なんて揶揄された時代もありましたが、
今はまさに “中国人観光客に当たる” くらい、多くの中国人観光客がタイに押し寄せています。
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一昨年は年間で中国人の旅行全体の支出総額が初めて5兆元(約84兆円)を突破すると言われ、
何年か前から「空前の海外旅行ブーム」と言われています。 近年、その渡航先の人気1位は
前年に続いてタイですからネ。2位が日本。「冬の寒さから逃れたい人はタイを、雪景色を
楽しみたい人は日本を選択することが、一つのスタイルになっている」と、言われているよう。
今の時期だけで来タイする数 30万人ですって。それもそのはず、春節(旧正月)の大型連休前後に
海外に旅行する中国人が前年同時期より約6%多い、延べ650万人に達すると予測されています。
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バンコク市内は、それでなくとも中国系の人が多い街ですが 近年、この春節の時期に散策して
いると、タイでは無いように感じるほど中国人が、街中に溢れています。随分と変わりました。
最近では、もともと親日のお土産屋さんでも、漢字表記の看板もプラスされ「こんにちは!」から
「你好(ニーハオ)!」とかけ声が取って変わっている、と言うと大袈裟でしょうかネ(苦笑)。
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でも、ヤワラートという中国人街は別として、街中の表示はタイ文字がほとんどで、中国風の
家屋も見られません。公用語はもちろんタイ語でタイ人で中国語を話す人はほとんどいません。
伝統的な中国料理店を見かけますが、ラーメン店など日本の中華系の方が 断然多いくらいです。
しかし、タイに長く住むと「中国系の血が入っていないタイ人はいない」と感じますし、実際、中華系の
人はかなり多いと知らされます。 そもそも東南アジアの華人は約6,000万人いると言われています。
タイでは約15%が中華系、約80%のシンガポールや約20%強のマレーシアより % は低いですが、
人口数では、約1,000万人と最大級になります。そのタイ華人には広東、客家、福建、海南人も
いますが、多くは中国・広東省潮州市周辺出身の潮州人が過半数を占めます。
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<タークシン王の肖像画>
他のアセアンの国ですと、シンガポールのように福建系か広東系が多いんですが、潮州系が中心と
いうのは、かなり異質なようです。これは現チャクリー王朝の前、トンブリ王朝のタークシン王が
潮州系華人であった為、その時代に多くの潮州人がタイへ移り住んで来たのが理由とされています。
同じ中国系タイ人であるタクシン元首相と混同されがちですが、タークシン王とタクシン元首相は
タイ語の綴りが異なり、別の名前で親戚関係でもありません。
中華系ということでは、タイ王室も例外ではありません。 長くなりますので明日に続きます …
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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