人材マネジメントの枠組みに関するメモ
半蔵門オフィス 過去ブログアーカイブ
 



書名が面白い。絶え間ないイノベーションの世界、すなわちダーウィン的淘汰の世界の中でうまく生きていく。どうすることによって?人的資源をシステマティックに再配置し続けることによって、である。それを「人的資源のリサイクル」と呼んでいる。 技術の世代交代、短いプロダクトライフサイクル、そして商品価値の絶え間ない陳腐化の中で企業価値が低下しないようにするためにどのような組織運営を行ったらいいか、ということ . . . 本文を読む

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異色の通販会社フェリシモの紹介記事。カタログ雑誌という媒体は同じながら、その媒体のポテンシャルを追求することで、顧客との間に心理的な絆を形成し、その絆を基に、普通の通販と全く違うビジネスモデルを形成したという。 生活の意味や楽しさを、顧客とともに築く・・・そのような価値を提供する、一種の会員制「買い物クラブ」「手芸クラブ」と言ってよさそうである。そこへさらに、手芸などにおいては顧客の参加も取り入 . . . 本文を読む

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ニチレイの浦野社長の紹介記事。浦野社長は経済同友会副代表幹事/教育問題委員会委員長でもあるという。ニチレイのIT活用への先進的な取組みは時折耳にしていたが、浦野社長こそはまさに、IT活用に極めて強いCIOでもある社長であるとのこと。そして、浦野社長は今後の企業力の源泉についても明快な考え方を持っており、それは「旺盛な好奇心とロジカルな思考で明日を切り開く!」というものであるとのこと。口癖でもあるキ . . . 本文を読む

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おじさん達には到底ついていけないヤング・ファッションの「聖地」である渋谷の109における、テナント同志の激しい生存競争についての紹介記事なのだが、その中で紹介されている、かつては109に通う顧客だったのだが今や販売の側に移ってやり手マネージャーとなった25歳の女性店長のあり方の方に興味を引かれる。 ポップカルチャーの担い手がビジネスの担い手になる条件は何だろうか?そしてそのビジネスを大きく広げて . . . 本文を読む

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「テレビからネット、携帯メール、店頭表示と広告宣伝の媒体は増えるばかり。今、ブランドの構築が、企業や広告代理店の手に負えなくなっている。そこで活躍するのがロゴから商品、戦略まで一括で請け負う仕掛け人だ。」・・・という。例えば、ソフトバンクのブランディング、CMやデザインの監修・指揮・制作を担当しているのは実質一人のクリエイター、電通から独立した佐々木宏氏であるという。そして、その佐々木宏氏をソフト . . . 本文を読む

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グローバル化、資本市場の要求強化、およびデジタル化とアウトソーシングの進展を受けて、また、そのような環境変化を反映させた改正会社法の施行を受けて、2007年はM&Aがこれまで以上に活発に行われると考えられる。・・・そのような、M&Aの展望についての特集記事。 M&Aは企業変革の不可欠のオプションとなった。ほとんどの業界のほとんどの主要企業は、企業内改革だけではなく、M&Aも視野に入れて企業改革を . . . 本文を読む

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ファスナーで世界シェア45%を握るYKKの経営はとてもユニークなものであるということで、その紹介がされている。ファスナーという、ハイテクではないが高精度で極めてアナログなものを、世界中の(万の単位と言われる)数多くの取引先向けに、高品質を保障しながら供給するためには、技術の蓄積と技能の熟練が要る。そのために、「技術者は10年たって一人前」であるという。営業面でも広くて深い関係構築が要る。そのために . . . 本文を読む

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(電子部品業界の広報企画記事へのメモ)部品産業は自社製品のための部品を作るだけではビジネスにならなくなっていると言えそうである。逆に、他社製品に向けて売っていくことで大きなビジネスチャンスが生まれていると言えそうである。いわゆる、モジュール部品とかプラットフォーム部品とか呼ばれる潮流である。 そのように、部品機能をパラメータ化・カプセル化して、商品としてパッケージングすることが志向されるのは、他 . . . 本文を読む

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もう一つの特集は「東京一極集中」特集。特集の中で特に結論は出ていないし、私としてもどう手を出したらいいのかわからない。企業とそのプロセスについてはだいたいアプローチできるのだがこのようなテーマについてはお手上げである。10年後にまた戻ってくることにしよう。 経済合理性の見地からは東京一極集中を促進した方がいいに決まっていると思う。 企業活動を東京に集中させる。それによって密なコミュニケーシ . . . 本文を読む

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その卓越した競争力に最近やや陰りが見られるのではないかとも言われる花王が、これまでの「機能」に対して「情緒」という商品価値の要素を加えて、巻き返しを図っているという特集である。 花王の商品は、「素材の機能に関する研究開発力」と「消費者向けマーケティング力」とを組み合わせて「新しい素材を用いた生活改善」を提案していることに特徴があると思う。常に新しい科学的知見に裏付けられており、商品の機能や価値が . . . 本文を読む

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このジョークを紹介していただいた。最近フリーター問題にかこつけて(※)とても有名になったジョークらしく、なるほど「アメリカ人旅行者」「漁師」で検索すると、沢山ヒットする。ひとまずこちらのウィキペディア項目にも載っている。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83% . . . 本文を読む

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以前本ブログで、第一三共の社長インタビューを読んだ感想として、「(医療用医薬品メーカーは)どのコンピテンスを基軸にして組織を組み立てようとしているのかわからない」ということを述べた。しかし、この長谷川社長のインタビューを読んで、製薬企業の組織づくりの一つの考え方を理解したように感じた。 長谷川社長は次のように述べている。 「・・・この将来像に向けて、中間点となる2010年度までに何をしなけ . . . 本文を読む

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正月の企業基礎論の読書として伊丹教授の書籍をもう一つ、「場のマネジメント」(1999) という本を読んでいる。(その新版にあたる「場の論理とマネジメント」(2003) を読んだ方がいいのかもしれないが、手元にあるのが旧版だったのでひとまずこちら。少々旧いのかもしれないが、書いてあることは基本原理に関することだし、伊丹教授の提唱されることはその後もブレることなく、変化していないようなので、まずは議論 . . . 本文を読む

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明けましておめでとうございます。 正月らしく、企業の成り立ちの基礎論に関わる読書をしている。一橋大学の伊丹敬之教授のロングセラー「人本主義企業」(1987)、その現代版続編とでも言うべき「経営の未来を見誤るな-デジタル人本主義への道」(2000)、またその論の中でも特にコーポレートガバナンスだけを論じた「日本型コーポレートガバナンス」(2000)も少し。 これらの中で伊丹教授は一貫して、日本の . . . 本文を読む

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