人材マネジメントの枠組みに関するメモ
半蔵門オフィス 過去ブログアーカイブ
 



建設市場が縮小する中、公共事業の談合の根絶を受けて、建設業界は、価格のたたき合いから下請けへの皺寄せへの地獄の苦しみを味わっているという。そして、大ゼネコンから地方の建設事業者まで等しく「工事請負業」であった、従来の建設業ビジネスモデルからの脱却を少しずつ図りつつあるという。将来の建設業のモデルとして、川上(企画)と川下(運営)に事業領域を広げることによってサービス産業化していった欧州の建設業の例 . . . 本文を読む

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オフィス用品通販のパイオニアであるアスクルが、その仕組みをオフィス用品以外にも転用し、医療向けや飲食業向け通販に進出しているという。また、従来のオフィス用品においても、カタログ/商品/サービス内容ともにより満足度や利便性が高まるよう洗練させているという。 アスクルのビジネスにおいては、カタログという一点において商品やサービスが明確に定義されており、従って、顧客とのインターフェースも、メーカー(ベ . . . 本文を読む

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(以前の号の記事に対する書き込みである。) 原油価格の高騰の中で、石油会社は大儲けで笑いが止まらない筈が、実はアフリカ、中東、ロシア、中国、インド、中南米などで石油・ガス確保のため資源の国有化が進んでおり、予期せぬ供給不安が心配されているという。 そして、西側企業にとってのボトルネックの一つが、エネルギー開発プロジェクトを管理する人材の確保であるという。ロシアのとある石油ガス研究所は8000人 . . . 本文を読む

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7月末に再生機構の保有株式が丸紅に譲渡され、純粋な民間企業として再び歩み始めた、ダイエーの再生を検証する記事。再生機構が株式を早々と譲渡したのは必ずしも再生が進んだからではなく、実際、営業実績や店舗の現状を見ると再生が進んでいるとは言えない・・・という記事である。 本記事は産業再生機構に対しても突っ込みを入れているが、それよりも、これからは丸紅が株式の半数近くを持つGMS(綜合スーパー)中心の流 . . . 本文を読む

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(続き)本書はオタク文化の変遷を解説しながら、オタク文化を「『大きな物語』が失われた後の精神の行方」という、ポストモダン論の観点から厚く説明していることに特徴がある。オタク文化の歴史が、ある意味、痛々しいストーリーとして語られているのだ。 (『大きな物語』とは、人間の生活に意味を与えるような、イデオロギー、国家的理念、輝かしい未来と目標、等をさすらしいが、歴史的、宗教的な世界観、哲学や神話なども . . . 本文を読む

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「動物化するポストモダン-オタクから見た日本社会:東浩紀:講談社現代新書」という本。「モジュール化論」「産業アーキテクチャ論」の本を読むはずが、オタク文化論の新書を読むことになってしまったのだが、それというのも、3年ほど前、青木昌彦教授が、日経ビジネスの「夏休み読書特集」の中でこの本を薦めて(2003/8/4,11号、P.120)、「オタク文化における作品の作り方がモジュール化の構造と酷似していて . . . 本文を読む

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今週は日経ビジネスが来ないと思ったら、どうやら、先週号が08/07-14の合併号だったらしい。では、ということで、夏休みを less than a few days とったこともあり、その分読書をすることにした。そこで読もうと思ったのが、「モジュール化論」「産業アーキテクチャ論」の振り返りである。 本書は、経済産業省系のシンクタンク、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)の関係者による経済政策 . . . 本文を読む

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90年代末のアジア金融危機を乗り越えた今や韓国一の財閥であり、時価総額でもソニーや松下を超えている、そして李健熙(イ・ゴンヒ)会長の強烈な「カリスマ」「トップダウン」マネジメントで有名な、サムスンの「人力経営」についての記事である。紹介されている内容は2つ。 人心を一体化するための教育研修、特に「熱狂と絆」の新人研修、及びGEのクロトンビル研修所に例えられる「人力開発院」 世界各地に戦略的 . . . 本文を読む

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本ブログの副題にはITアーキテクチャとも書いてある(あった)のだが、これは何かというと、 ITアーキテクチャが組織構造を規定する(逆ではない)、 という考えの表れなのだが、そして、 プロセスからITから組織構造から人材までレイヤーを『垂直統合』した世界を描きたい、 という思いの表れなのだが、なかなかITの話が出現しなくてごめんなさい。 ただ、何となくご理解いただけつつあると思うが . . . 本文を読む

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「売れるはず」と見込んだ新製品が、まさかの売れ行き不振に陥るケースが多くなっているという。企業は商品開発の軸足をどこに置いたらいいのか?と問いかける記事である。 背景には商品ライフサイクルの短縮化があることは間違いないだろう。その中で、商品価値が顧客に届けられるまでのプロセスの中でどこがボトルネックになっているのか、それを特定してみないことには始まらないと思う。もしかしたら、商品企画自体は誤って . . . 本文を読む

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(次の日経ビジネスが来てしまったが駆け込みにて・・・)「かつて斜陽の道を歩んでいた米国の老舗半導体メーカーが復活を遂げた。デジタル、アナログの両分野で日本の半導体メーカーを圧倒・・・」とのこと。半導体というきわめて専門性の高い商品分野の話ではあるが、半導体業界に限らず応用できるストーリーが含まれていると思う。 この記事に述べられているテキサスインスツルメンツ(TI)の軌跡は、次の通りである。 . . . 本文を読む

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(続き)中村邦夫元社長(現会長)は松下幸之助の「実践経営哲学」を座右の書としていたということがわかった。(以下引用は「実践経営哲学:松下幸之助:PHP文庫」より) 正しい経営理念というものは、・・・限りない生成発展ということがその基本になるのではないかと思う。この大自然、大宇宙は無限の過去から無限の未来にわたって絶えざる生成発展を続けているのであり、その中にあって、人間社会、人間の共同生活も . . . 本文を読む

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(続き)松下幸之助の語りが活字になったもののほとんどは、どうやら、大和言葉による一種の経営学で、「これを実現しよう」という、力の入った創業の理念や事業の理念といったものではない。言い換えれば、「企業ミッション」が語られているものではない。 しかし、その中で探していくと、唯一ミッションらしいものは、どうやら、あの「水道哲学」であるらしいことがわかってきた。 『如何に貴重なるものでも量を多くし . . . 本文を読む

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業績のV字回復へと大改革を遂行した中村邦夫社長が会長に退き、大坪文雄社長の新体制に移行しながらさらに革新を続ける松下電器についての特集。 連結で30万人の従業員を方向転換させ、生産も、流通も、商品開発も、マーケティングも、販売も、全てを変革し、しかも世界市場に向けてその意思を浸透させる、そのことには途轍もないリーダーシップが含まれていると思う。 そのリーダーシップの源泉を考えてみたい。・・・と . . . 本文を読む

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