人材マネジメントの枠組みに関するメモ
半蔵門オフィス 過去ブログアーカイブ
 



就職氷河期とフリーターの議論から始まって世代間不公平に関する論が盛んであるけれども、 それをどのように補正するか、という論に持っていくよりも、 そもそも補正という考え方をしない=世代すなわち年齢を管理対象にしない、 という大原則が置かれるべきだと思う。これは日本国憲法が何を目的にしているか、ということの解釈に関わってくる。もちろん、年齢を管理対象にする年金制度との整合性といった局所的な論 . . . 本文を読む

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東京の再開発にあわせて超高級ホテルの東京進出が進んでいる背景には、地価の適正化によって収益性の見通しが立つようになったことのほか、面的な再開発において地区の利便性、価値を高めるために不可欠な施設として、超高級ホテルの誘致が進んでいることもあるようだ。 ホテルは都市の価値を高めるためのもの。ホテルは都市の生態系に影響を与える。東京都心における計画は、オフィスビルの完成とともに既に発生しつつある需要 . . . 本文を読む

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日本は「死蔵特許大国」であるとも言われてきたというが、ライセンスを含む利用、換金を急ぐ動きが活発化するとともに、知財を流通させる仕組みの整備も進んでいる、という特集。 企業活動のスリム化/スピード化のために、研究開発活動においては常に出口を意識し、知的資産の換金を考えるべきこと、そしてその反面として自前主義に囚われずに外部の知的資産の導入を考えるべきこと、は知られている。さらに、知財が抵触して重 . . . 本文を読む

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Think! No.23(2007 AUTUMN) (23)東洋経済新報社このアイテムの詳細を見る 本日発売の東洋経済新報社の「実践的ビジネストレーニング誌 Think! 2007秋号」に寄稿を行ったので、同号について紹介します。(同号目次 http://www.toyokeizai.co.jp/mag/think/mokuji/20071022.html ) 「ビジネスプロフ . . . 本文を読む

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マーサ・スチュワートの家事のイノベーションのDVDシリーズの一つを見たことがあるが、それは男の子が見ても創意に溢れたとても美しいものであった。日本でカリスマ主婦のマーサ・スチュワートというのがどのように位置づけられるのかわからないのだが、カリスマ主婦として家事の提案をビジネスにして成功、しかしインサイダー取引で実刑判決を受けて収監、その間にも刑務所内で囚人向けに料理教室(だったか)を開いて人気者と . . . 本文を読む

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「伊勢丹のつくりかた」という特集。ここで「伊勢丹をつくる人のつくり方」を考えたくなることは当然である。おそらく伊勢丹自身にとってもそうなのではないだろうか。というのも、百貨店業界の新しい盟主として他の百貨店を傘下に収めながらグループ企業として組織を拡大し、また、中国を初めとする海外展開を図っていく上では、新宿店という特定の場所における濃密な暗黙知を含んだ空間の中から人材が輩出されてくる、というので . . . 本文を読む

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今後のモノづくりの現場を支える人材は、完成品メーカーに垂直統合されていくのがいいのか(=それもできれば正社員の形で)、それともアウトソーシングの積極活用と合わせて水平分業化されていくのがいいのか。製造業だけでなく建設業の現場も、その議論の対象になるべきことは確かである。 建設業界は、職種別の水平分業、専門化が進んでいた業界である。そのことの社会的・経済的な意味の評価は様々であると推測されるが、メ . . . 本文を読む

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影響力の武器[第二版]ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会誠信書房このアイテムの詳細を見る この本は、「影響力の武器」という、「相手にイエスと言わせる」承諾誘導に関する有名な研究書/テキストです。社会心理学の研究の側面からも、営業やマーケティングのテキストとしても、非常に評価が高いものです。 営業やマーケティング部門にて、これを皆で読んで、理解を共有したら大変によいと思 . . . 本文を読む

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多元的ネットワーク社会の組織と人事南雲 道朋ファーストプレスこのアイテムの詳細を見る 新刊の拙著です。初めての単著になります。 デジタル化、インターネット化の進展の中、組織の境界線がますますあいまいになる中、組織をどのように把握し、マネジメントしたらいいのか、ということを体系的に論じた初めてのものと考えています。 20世紀型・工業社会型の組織観が終焉を迎え、マーケティング . . . 本文を読む

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日本で自前で技術開発し、日本の工場をマザー工場として作り込みを行い、そしてそれを世界に展開する・・・という、日本の製造業の伝統的な勝ちパターンではもはや立ち行かない、という特集。技術の調達先を世界に広げないと先端を走れないし、物の作り込みにあたってはマザー工場を中国に置くことも可能になっている。 そこでの最大の問題は、技術・知的財産に対する考え方をどうするか、ということになる。すなわち、松下やシ . . . 本文を読む

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小飼弾氏の印象的なエントリ、「俺たちはES細胞じゃない - 労働が市場化しない理由」。 経済学のイロハである需要と供給の法則がなぜ実地で働かないかは、中卒でもわかる。タイトルどおり、労働者はES細胞じゃないからだ。 池田氏の労働市場流動化の重要性の指摘に対する、一つの障壁として提示されている。労働者がES細胞でないから労働市場が流動化しない。しかし逆に言えば、ES細胞であれば流動化できる。 . . . 本文を読む

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雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか風間 直樹東洋経済新報社このアイテムの詳細を見る アマゾンの書評に書かれているように、東洋経済の若手記者による先駆的な業績。ここで扱われている中心的な問題は偽装請負の問題であり、偽装請負が、雇用契約とそこにおける労働者保護を迂回し、その土台を侵食するものであるがゆえに、それを「雇用融解」と表現していることは適切であると思われる。 しかし . . . 本文を読む

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今ブログ界でなされている雇用と労働をめぐる議論を見ても、雇用と労働をめぐる議論の一つの陥穽は、「正社員の流動性を高めること=バラバラの個人単位の労働市場社会を目指すこと」、と見なされてしまうことにあるように思われる。そうとは限らないのである。 その後ひょんなことから、労働政策学者の下記の文章を読むことと相成った。(以下、hamachanの労働法政策研究室/「日本の労務管理」講義案/ 4特定の諸問 . . . 本文を読む

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資本を初めとするリソースのグローバルな移動の中で、経営のリスクが高まっているが、リスクを取りながら攻めのリスク管理を行うべし、という特集である。本号の中の別の特集、東芝の西田社長の経営スタイルについての特集も、一緒の文脈の中でとらえるのがよいだろう。 本特集を読みながら、(金融機関はさておき)経営及び業務の日常において「リスク」という言葉を使うものかどうか、すなわち、「これからはリスクを積極的に . . . 本文を読む

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