人材マネジメントの枠組みに関するメモ
半蔵門オフィス 過去ブログアーカイブ
 



絶好調の任天堂が繰り出す、次世代ゲームマシンWiiの開発秘話。「電子二等国」の話に比べてこちらの話は明るい。こちらゲーム機も電子は電子なのだが。 ただし、Wiiの開発は必ずしもハードの開発ではないし、ゲームソフトの開発でもない。「人と電子のインターフェース」というか、「電子を使ったコミュニケーションデザイン」というか、マン・マシン・インターフェース領域(レイヤー)のイノベーションである。システム . . . 本文を読む

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半導体にしてもソフトウェアにしても、IT分野において日本は二等国になってしまったのではないか、という、重い、重い特集である。 特集の中では、多岐にわたる要因が仄めかされているのだが、一つ大きく焦点が当てられているのが、「国策IT」という要因である。古くは第五世代コンピュータやシグマ計画、最近ではe-Japan構想に至るまで、ITに関する国策プロジェクトは成功しなかったばかりか、IT業界の進路を誤 . . . 本文を読む

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本号でM&Aの特集と並んで目につくのが、あちらこちらに見えるアライアンスの話である。インテルが(これまでインテルがとってこなかった方法として)ソフトメーカーとの「アライアンス」を始めている、ということが紹介されている。アイテニアム(Itanium2)という高性能コンピュータ用MPUを販売するにあたり、推進団体の「アイテニアム・ソリューションズ・アライアンス」を結成し、NEC、富士通、日立、HP、S . . . 本文を読む

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明星食品のTOB騒ぎや、王子製紙と北越製紙の攻防騒ぎを背景に、また来年5月に解禁になる「三角合併」を用いたM&Aの活発化の見通しを背景に、M&Aの特集である。 本特集の中では、投資ファンドに取材して作成したという「売り時企業」の一覧が興味深い。買収コストをキャッシュフローで割った「何年で買収コストを回収できるか」という指標に加えて、定性面から買収の魅力をどのように見るか、というコメントが付加され . . . 本文を読む

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82年にマッキンゼーに入社以来戦略コンサルタントを続けてきた、言うなれば日本における戦略コンサルタントの先頭集団の一人と言っていいかもしれない、波頭亮氏による「プロフェッショナル原論」。 これからの企業社会の相当部分は確実に「プロフェッショナル社会」になる。とはいえプロフェッショナルの定義は難しい。プロフェッショナルをどのように定義したらいいか・・・ということをいつも頭のどこかで考えているので、 . . . 本文を読む

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品質と並ぶ日本の課題、イノベーション!経済産業省の新経済成長戦略にも出てくるように、日本という場が生き残るためには「イノベーションセンター」とならなければならない、ということまでは、コンセンサスになっていると思われる。そのための手段、ロードマップ、当面のアクションについて、我々は知見を持っておく必要がある。(なお新経済成長戦略ではそこまではまとめられていない。) 本特集記事は、上場企業の知財力ラ . . . 本文を読む

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うーん、これはすごい。やられた、という感じである。日本IBMの内永専務による、IBMのオンラインセッションの紹介なのだが、IBMでは時折、世界の社員が参加するオンラインセッション(通称Jam)を行うのだという。 それはイントラネットを使った大規模なチャットのようなもので、例えば今年の実施例では、「医療、環境、交通などの領域でいかにイノベーションを起こしていくか」というようなことについて、丸3日間 . . . 本文を読む

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ソニーのリチウムイオン電池の問題、自動車のリコールの問題など、大規模な品質問題の多発を踏まえ、「日本のモノ作りにおける品質は低下しているのではないか」、という懸念が各界で表明されており、その振り返りの特集である。品質問題の要因が複合化していることをとらえて、それを本特集では「複合品質汚染」と呼んでいる。また、モノの品質問題のみならず、JALやJRなど輸送機関の事故の問題なども、広義の品質問題に含め . . . 本文を読む

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鈴木宗男バッシングに連座する形で逮捕され、背任等の容疑で有罪判決を受け(控訴中)、現在は著作活動等に従事している、元外務省国際情報局の主任分析官、佐藤優氏による「自壊する帝国」を(積んでおいたものを)漸く読んだ。最初の著書「国家の罠」に続いて出版社の賞などを受賞した、大変評判になった書籍である。 内容は90年代の共産主義崩壊過程のロシアの裏話だが、「同志社大学で神学を学んだ異色の外交官による生の . . . 本文を読む

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自動車部品メーカー各社が、系列解体の動きの中で、資本関係や技術提携関係を再構築しながら様々な方向に発展的にサバイバルをしている状況の紹介記事。 本特集で紹介されている印象的な事例の一つは、ホンダ系のブレーキ専業メーカー日信工業が、シビックハイブリッドの回生ブレーキ向けの油圧サーボブレーキを開発した例である。完成車メーカーと組みながら(部材とメカとエレキが一体化した)複合的な部品開発に向う、所謂「 . . . 本文を読む

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中間管理職の受難が続いているという。「多重責務」による重圧、その割に見返りのない報酬、等々により、中間管理職のモチベーションは低下し、中間管理職への昇進を希望する社員も少なくなりつつあるという。「中間管理職の崩壊」が、企業組織を維持する上でのリスク要因になりつつあるという。 ここでは、それが、過渡期的な要因に基づくものなのか、構造的要因に基づくものなのか考えた上で、中間管理職の将来像について考え . . . 本文を読む

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かつてソニーで物流/ロジスティクスを統括し、現在大学でロジスティクスを教えている水島康雅氏による巻頭言。水島氏は、(売上高向上、生産性向上に次ぐ「第3の利益源」と言われた)物流の重要性、及び(組織の縦割りを崩す)全体最適指向性を指摘し、「物流こそトップが手がけるべき仕事」であると指摘し、「チーフ・ロジスティクス・オフィサー(CLO=最高物流責任者)」という職責に値する経営者が出てくることを期待して . . . 本文を読む

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