昨日は姉弟子さん宅で久しぶりの花月会。平花月二騎・廻り花之式一騎・軸荘付花月二騎行いました。
廻り花之式はお茶は点てません。花台に載せた茶花を順番に入れます。素早く茶花を見積もって入れる修練ですね。
これはわたしが入れた花。黄色の檜扇・赤いのが(画像では紫色に見えますが実際は赤)夏撫子。派手でしたね・・・。皆さんの個性が出ます。
この花月は茶花がたくさん必要になります。いつもNさんが丹精こめて育てているお花を持ってきてくださいます。感謝。
昨日は姉弟子さん宅で久しぶりの花月会。平花月二騎・廻り花之式一騎・軸荘付花月二騎行いました。
廻り花之式はお茶は点てません。花台に載せた茶花を順番に入れます。素早く茶花を見積もって入れる修練ですね。
これはわたしが入れた花。黄色の檜扇・赤いのが(画像では紫色に見えますが実際は赤)夏撫子。派手でしたね・・・。皆さんの個性が出ます。
この花月は茶花がたくさん必要になります。いつもNさんが丹精こめて育てているお花を持ってきてくださいます。感謝。
「松唐草炭斗」「利休円座・りきゅうえんざ」
大名物(※1)。唐物円座肩衝(かたつき)茶入。千利休が所持したことにより、この名があります。甑(※2)が高い独特の形で、円座とは畳付(※3)が一段立ち上がって削り出されている状態を言います。総体に光沢のある黒飴釉がかかり、一筋流れ下がって置形(※4)をなしています。牙蓋4枚、仕覆4枚と四方羽田盆(※5)2枚が添う。元、本能寺の什物で三好氏を経て豊臣秀吉の所有となり、利休が賜った。その後、徳川将軍家に入り、姫路酒井侯に下賜されました。現在は五島美術館所蔵。
※1大名物(おおめいぶつ) 足利義政の宝物(東山名物)やこれに準じ、しかも名家に伝来した宝物の尊称。
※2甑(こしき) 茶入の頚部のこと。
※3畳付(たたみつき) 茶入の底の畳にあたる部分。
※4置形(おきがた) 茶入の正面になるところ。
※5四方羽田盆(よほうはねだぼん) 黒漆塗りの四方盆で、端が矢筈になったもの。東山時代の塗師・羽田五郎の創意と伝えられる。
稽古の席掟・けいこのせきおきて
裏千家11代玄々斎宗室が安政3年(1856)8月に定めた家元稽古場の掟書です。
稽古の席掟
一、礼儀厳重の事
一、着座運付ども体の備へ、並に呼吸の考第一の事
一、雑談の有之間敷
一、点茶の節、腰提もの禁事
一、袴、並十徳可有着用事
一、濃茶始、小習事、稽古の節、客になる人、羽織可脱事
一、菓子盆、莨盆、並に手焙、火鉢等の取扱可入念事
一、水屋拵、点茶、炭手前ども叮寧に執計、跡片付も如元錺置べき事
一、風炉の節は足袋無用の事
一、婦人は四季共足袋を履事
一、花月の主客、且座、東、半東、炉、風炉とも足袋可履事
一、出席の方々、稽古並に問事ども互に心を入可致見聞事
一、他流の規矩披尋候儀、並に諸咄し禁之事
一、茶湯の往来に無作法なき様、常に主客心得可披磨事
一、老若とも恥辱を捨て稽古あるべき事
一、伝授の問事は席中の差支なき様有べき事
一、稽古手前仕ながら問事披致儀相禁事
一、七事の内、数茶の外は、極の言葉の余無言の事
一、先祖以来教示の詩歌文章意可有会得事
以上
安政三辰年仲秋 玄々斎宗室判
風炉の時、男性は足袋を履かなくていい・・・でも花月の時は足袋を履く・・・
他流さんのお点前やお道具についてやはり気になります・・・
お点前しながら質問してました・・・
ワイワイ言いながら花月をやっています・・・
あっ、花月・・・。今度の日曜日は久しぶりに花月会。軸荘(じくかざり)付花月・廻り花之式を行ないます。予習しなくっちゃ。
恋ふる日は 数多(あまた)有りけり
逢ふと言へば そこぞともなく 明けにけるかも
新潟日報朝刊で毎日良寛さまの詩歌を紹介している。
http://www.niigata-nippo.co.jp/ryoukan/
夏になると思い出すのは7・8年前になるだろうか、その頃茶道の青年部の副部長をしていて、五合庵のある国上寺(こくじょうじ)で全国良寛会総会が行われた時、お呈茶を頼まれた。平日なのでお手伝いできる部員も少なく、フリーアナウンサーのGさんと新潟駅で待ち合わせGさんの運転で暑いさなか、お着物で国上山(くがみやま)を目指した。お軸は良寛の書でお棚は荒磯棚だったことしか覚えていなくて、ちゃんと会記を書いておけば良かった、と今になって思う。
国上山にはそれ以前に何回か、家族や青年部の茶花観察会で訪れたことがある。当時小学校低学年だった次男と参加した時は、途中で観察会からはぐれて国上山登山になり、下界では遭難騒ぎになっていた。
思い出ある国上山だが、実はわたしはいまだに良寛さまに馴染めない・・・。歌にしろ書にしろその生き様にしろ・・・何故だか引いてしまう自分がいる。その原因は何だろうか・・・。
余談だが、全国良寛会のお呈茶のあと裏千家新潟支部現幹事長に弥彦村のロマンの森美術館に連れて行っていただいた。その後、何度か訪れている。ここは知る人ぞ知る伊藤文學のコレクションの美術館。今月7日に閉館になったと新聞に出ていて、とっても素敵な美術館だったのに残念・・・。