宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

茶の湯しりとり 3 瑞峯院

2009-06-26 10:58:07 | 茶の湯しりとり

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 「宇治橋三間の水」の「ず」を受けまして夢庵さまのリクエストにお応えいたします。「瑞峯院 (ずいほういん)」

 大徳寺塔頭のなかで常時公開している4寺院のひとつ瑞峯院。天文4年(1535年)に九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟が帰依した大満国師・徹岫宗九(てっしゅう そうきゅう)を開祖に迎え、自らの菩提寺として創建しました。瑞峯院という寺号は宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられたものです。住職は前田昌道師。

  

〇方丈(本堂)

創建時に建立されたもので、室町時代の方丈建築の貴重な遺構です。内部の襖絵は近年の作品ですが、瑞峯の院名にちなんで朝鮮の金剛山を写した大作。正面には後奈良天皇の宸筆になる寺額を掲げています。重要文化財。

〇茶室
  • 餘慶庵 表千家8代目啐斎の好みの席を写したもの。
  • 安勝軒 表千家第12代惺斎の好み。大徳寺山内唯一の逆勝手席になっている。
  • 平成待庵 千利休の待庵を平成になって復元したもの。

瑞峯院の方丈前庭は「独坐庭」と称される名園として有名です。

また、方丈裏の庭園は画像でご紹介しています「閑眠庭」。石組を十字架形にした庭園。

庭をながめながら、御抹茶の接待のサービス(400円)もあります。

宗旦忌や利休忌で何度か訪れたことがあります。

お次は「いん」または「い」ですね。


探検 発見 日本橋 2

2009-06-25 21:42:28 | あれこれ

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 オノボリさん丸出しで日本橋をシゲシゲと観察しておりましたら、いつのまにかひとつの集団になってしまいました。ひとりだと恥ずかしいけど大勢だと勇気が出る

 日本橋がかかっている川は・・・日本橋川・・・なんですね。

 日本橋川を渡って日本橋三越本店で奈良釜の「三代川邊庄造茶の湯釜展」を見ました。可愛らしいお嬢さまが跡をついでいらっしゃるのですね。女性らしい感性のお釜が素敵でした。

 三井記念美術館でやはり白雲の同級生Eちゃんと合流。「三井家伝来 茶の湯の名品」を堪能してまいりました。平日にもかかわらずたくさんの人・・・。お着物姿の方が大勢です。そうか・・・お着物ですと団体割引料金で入場できるんです。高島屋でも三越でも中年のお着物の方が多く目につきました。やはり着物ブームなんですね。如庵写しのお茶室に置かれていた国宝 志野茶碗 銘卯花墻は今まで何回か見たガラスケースの中と違って素晴らしい雰囲気を醸し出していました。光悦の雨雲もじっくりと見ることができました。

 その後3人で銀ブラ。どこのブランドショップの前にもダークスーツの男性がまるで「入るな」って感じで立っています。「ごきげんよう」とにっこり笑って入ればいいのね

 某ホテルでディナーをしてお別れしました。そうそう、帰りの新幹線ではEXILEと一緒だったんですよ。

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 今回の東京みやげはCOREDO日本橋のメゾンカイザーのパン。ここのクロワッサンはフィガロで「パリで一番美味しい」と紹介されたそうですが・・・。


美空ひばりさん:『アンジェラ』

2009-06-24 13:25:40 | 宗恵のばら日記

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 今日は美空ひばりさんが亡くなった日。生前はあまり好きではなかったけれど、今聴くとやっぱり上手だなぁと思う。今のわたしの歳で亡くなった・・・とわかり、複雑な気持ちに・・・。だってすごい貫禄でしょ。わたしももっと凛としなくっちゃね。

 画像は『アンジェラ』。本当はこれをアーチ仕立てにしたいのだけど・・・。無理。


探検 発見 日本橋 1

2009-06-24 11:24:23 | あれこれ

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 夢のようだった日の翌日は白雲の同級生Mちゃんと日本橋・銀座探検をいたしました。まず、日本橋高島屋6階美術画廊で吉田鷹村先生の書展にお邪魔。義母の書道の先生の先生。「東京に行くならご挨拶してきて」と言われましたので・・・あらら、義母の先生が受付に・・・。はい、ちゃんとご挨拶してまいりましたよ、お義母さま。かなが主の素晴らしい書の数々。いいなぁ、と思う作品はみな非売品。米寿の記念の個展でした。

 Mちゃんの用事で某所に行きましたら「日本橋都市観光マップ」なるものが置いてあり、それを頼りに探検しました。

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 まずは「漱石名作舞台の碑」。その隣にはこのような碑も。

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 かつての白木屋、東急デパートの跡にはCOREDO日本橋が建てられ、この碑の一角はお昼時の会社員の憩いの場となっていました。各碑の説明はクリックすると拡大されます。この近くに「たいめいけん」があり昔ボーイフレンドに連れてきてもらったなぁ・・・なんて思い出しちゃった。つづく。


読み始めました

2009-06-23 10:59:05 | 宗恵の本棚

1Q84 BOOK 1 1Q84 BOOK 1
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-05-29

  ミーハーなので読んでみることにした。冒頭からヤナーチェックの『シンフォニエッタ』が出てきて音楽を導入に使い読者を物語の世界に引き込んでいく・・・。すっかり気に入ってしまった。ネタばれになるから、あまり書かない方が良いのかな・・・。主人公のひとり・青豆はシャルル・ジョルダンのハイヒールを履いている。わたしが学生時代に読んでその後のライフスタイルに影響を受けた伊丹十三の『女たちよ!』に「靴はシャルル・ジョルダンに限る」と書いてあった(ちなみに車はジャガーじゃなくって「ジャギュア」ね)。フェラガモよりずっと履き心地が良い。今回の東京行きの2日目用にもシャルル・ジョルダンを持っていった。・・・とこんなところですっかり主人公にはまってしまった宗恵でした。BOOK1を読み終わったら感想文でも書きましょうか・・・。