宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

茶の湯しりとり 2 宇治橋三間の水

2009-06-16 11:29:05 | 茶の湯しりとり

Ujibashi1

「千利休」の「う」を受けまして

「宇治橋三間の水(うじばしさんのまのみず)」

 名水の一つ。宇治市の宇治橋の三の間(西詰より三つ目の欄干のところに幅一間ほどにわたり橋板を張出した部分で、当初は橋の守護神の橋姫の社殿が設けられた)から汲み上げる宇治川の水をいいます。宇治川の水は、琵琶湖の竹生島弁財天の社殿の下から湧き出るとか、瀬田唐橋下の龍宮からの湧水とか伝えられ、古くから名水といわれました。松永弾正ら戦国武将や茶人らがこの水を用いたことが知られ、秀吉もこの水を橋守の通円に汲ませて点茶用にしたといわれます。

 宇治橋は「瀬田の唐橋」と「山崎橋」と共に、日本三古橋の一つに数えられます。伊勢神宮内宮の参道口にかかる橋も宇治橋ですが、何故「宇治橋」というのでしょうか?昔から不思議に思っています。

 実家に帰ると通りますが・・・ここの水を汲んでお茶を点てようとは・・・思いません・・・。

 次回は「ず」または「す」です。来週をお楽しみに。