宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

あと50年!

2009-02-23 11:30:58 | 宗恵の茶の湯日記

003_2  昨日22日は「平成21年度社団法人茶道裏千家淡交会新潟支部総会および新春茶会」でした。毎年この時期は大荒れの天候になるのですが、昨日は朝から良いお天気でした。

 画像は13時からの総会で坐忘斎お家元さまより健康表彰をお受けになられた今年100歳のH先生と関支部長。

 昨年、あるお茶席でご一緒させていただき、見事なお正客ぶりに感激いたしました。背筋はピンと伸びて歩く姿も颯爽と、階段もサッサとお上りになり、とても100歳には見えません。昨日のご挨拶でも「95歳くらいと思っていましたが、100歳とは自分でもびっくりです。」とユーモアたっぷりに茶道を始めたきっかけをお話しくださいました。

 わたしもH先生にあやかり、あと50年生きるんだ!と思うと俄然元気になりました今まで生きてきた人生の倍生きる・・・わぁ~いろんな事ができますね。人生・・・楽しまなくっちゃね。

 昨日は茶券係で総合受付におりました。大寄せの茶会の在り方、人との接し方・・・学ぶことがたくさんありました。良い経験をさせていただき感謝です。お茶会についてはまた明日にでも・・・。

002  昨日の装いです。一つ紋の色無地と袋帯。以前はお茶会というと色無地がほとんどでしたが、最近は訪問着や付け下げの方も多くいらっしゃいますね。


続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』 第18回

2009-02-20 15:43:02 | 続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』

003  昨日のレッスンも「平花月」でした。2回目でしたのでどのコースも二騎できました。花月を一回行うことを「一騎」と言います。花月の種類によって数え方が違うのですが、はて・・・何の本に載っていたか・・・忘れましたご存知の方、ご教示願います。

 生徒の皆さん、足の運び・折据の取り方、回し方も上手になりました。どうしても最初は皆さん折据を縦に持ってしまうのですね。縦の方が持ちやすいのでしょうか・・・。誰に当たるかワクワクしながら行います。花が当たらないように・・・と思っていると・・・当たってしまうのです月ばかり当たる人・・・最初から最後まで何も当たらない人・・・。花月は同じパターンになることはまずありません。一回ごとに違います。これもまた「一期一会」ですね。

 茶花は土佐水木・雪椿

 我が家の庭には、枝ものになる木がありません・・・。やはり枝ものは地植えにしないと・・・ですよね。欲しいもの・・・蠟梅、万作、梅花空木・・・。

001_3 早春 大和屋製

 きんとん大好きのわたしです。大和屋さんはさすが老舗だけあって、とても美味しくいただきました。

 この教室も残り4回となりました。最終日は許状授与式とお茶会になります。生徒の皆さんとご一緒に作り上げるお茶会にしたいと思います。お菓子選びもしていただこうかなぁ・・・。お菓子を選ぶのも楽しいですし、お勉強になりますね。どのようなお茶会にするか・・・と考えている時が一番楽しかったりするのです。

004  昨日はピンクのお着物にこの帯を合わせてみました。帯締めは次男が選んでくれたんですよ。次回もこの帯にします。


新春茶会

2009-02-20 10:39:41 | 宗恵の茶の湯日記

 明後日は(社)茶道裏千家淡交会新潟支部新年総会および新春茶会。わたしは茶券係でANAクラウンプラザホテル新潟1階割烹萬代前におります。

お茶席は当日券もございますので、どうぞお立ち寄りくださいませ。

2月22日(日)午前9時から午後4時まで(13時からの総会開会中は休止)

濃茶席・薄茶席各一席3000円

 今シーズンは気候も良くて、ならなくって良かったな・・・と思っていましたが・・・やっぱりなってしまったようです・・・季節性感情障害・・・。あ~あ


ちょっと素敵

2009-02-18 17:10:34 | 短歌

004

病む我をボーイフレンドと呼ぶ人のありて存在を赦されている

 の湯のプロムナード」に珍しくコメントがあった。その記事に載せた「新潟日報」に投稿されたある方の歌。たぶん年配の方が詠まれたと思うのだが(違うかしら・・・)ちょっと素敵でしょ。いつまでも恋心は持ち続けたいもの。

立ち止まり空を見上げてあの人は遠い昔に思いを馳せる

                                宗恵

 画像は今朝の我が家の玄関先。また冬に逆戻り。こんな時、昔考古学をやっていたことが大変役に立ちます。雪除けが上手


続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』 第17回

2009-02-18 10:56:57 | 続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』

001  12日は復習レッスンも終わり「平花月」でした。花月は七事式のひとつで5人で行うゲームのようなものです。その中で一番簡単なのが一般に「平花月」と呼ばれる「花月之式」。

 画像の上にある「折据(おりすえ)」と呼ばれる折箱に、表面に松の絵が描かれ裏面に月・花・一・二・三と書かれた花月札を入れ、取り回して役を決めます。

 最初は月が正客、花が亭主、一が次客、二が三客、三が四客となり、客は席入りします。この席入りや退席の仕方に決まりがあり、足の運びがポイントとなります。

Photo  席入りしてから亭主がお点前道具を持ち出し、また折据を回して花が当たった人がお点前をします。月が当たった人はお茶を飲む・・・と簡単に言えばこれだけのことですが、一回や二回やっただけでは到底覚えることはできません。でも、茶道とはこんなこともやるんだな、少しでも楽しさを感じていただければ幸いです。

 七事式についてはまた後日お話したいと思いますが、なかなかこれが奥が深いのです・・・。禅のお勉強をしなくちゃならない。わたしは元々宗教とは無縁に育ってきましたが、茶道に出会い曹洞宗の家に嫁ぎ禅について折りに触れて学ぶ機会があります。今あらためて「信仰とは何か・宗教とは何か」と考えています。仏教・神道・基督教・・・今まで自分が考えていたものと違う「何か」が少し見えてきたように思います。

 茶花は青文字・乙女椿

Photo_2  今までのお稽古には主菓子を使っていましたが、今回はお干菓子にしてみました。裏千家では2種の場合、向うにあるお菓子から先に取ります。

 本来なら打物を向こうに置くべきなのでしょうが、最近ではおもてなしのセンスによって自由に盛り付けてよいそうです。ですので、鶯を上にしてみました。

鶯煎餅・水仙 大和屋製

 みなさんお判りかと思いますが、このように画像を並べると、文が短いと画像があちこちに飛んでしまいます。どうでもよい!?お話でつないでいるわけです。さて、これでちゃんと画像が並ぶかしら・・・。

006_2  帯が気に入っていますので、明日もこの帯にするつもり。明日も平花月です。楽しみましょうね。