12日は復習レッスンも終わり「平花月」でした。花月は七事式のひとつで5人で行うゲームのようなものです。その中で一番簡単なのが一般に「平花月」と呼ばれる「花月之式」。
画像の上にある「折据(おりすえ)」と呼ばれる折箱に、表面に松の絵が描かれ裏面に月・花・一・二・三と書かれた花月札を入れ、取り回して役を決めます。
最初は月が正客、花が亭主、一が次客、二が三客、三が四客となり、客は席入りします。この席入りや退席の仕方に決まりがあり、足の運びがポイントとなります。
席入りしてから亭主がお点前道具を持ち出し、また折据を回して花が当たった人がお点前をします。月が当たった人はお茶を飲む・・・と簡単に言えばこれだけのことですが、一回や二回やっただけでは到底覚えることはできません。でも、茶道とはこんなこともやるんだな、少しでも楽しさを感じていただければ幸いです。
七事式についてはまた後日お話したいと思いますが、なかなかこれが奥が深いのです・・・。禅のお勉強をしなくちゃならない。わたしは元々宗教とは無縁に育ってきましたが、茶道に出会い曹洞宗の家に嫁ぎ禅について折りに触れて学ぶ機会があります。今あらためて「信仰とは何か・宗教とは何か」と考えています。仏教・神道・基督教・・・今まで自分が考えていたものと違う「何か」が少し見えてきたように思います。
茶花は青文字・乙女椿
今までのお稽古には主菓子を使っていましたが、今回はお干菓子にしてみました。裏千家では2種の場合、向うにあるお菓子から先に取ります。
本来なら打物を向こうに置くべきなのでしょうが、最近ではおもてなしのセンスによって自由に盛り付けてよいそうです。ですので、鶯を上にしてみました。
鶯煎餅・水仙 大和屋製
みなさんお判りかと思いますが、このように画像を並べると、文が短いと画像があちこちに飛んでしまいます。どうでもよい!?お話でつないでいるわけです。さて、これでちゃんと画像が並ぶかしら・・・。
帯が気に入っていますので、明日もこの帯にするつもり。明日も平花月です。楽しみましょうね。