nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

シリーズ「コーヒーの価格」昨日のブログをかみ砕いてみました!

2021年07月15日 07時05分32秒 | サステイナブルコーヒー
おはようございます。

昨日のブログがわかりにくくて
申し訳ありませんでした。

熱い想いばかりで
理解不能な感じなっていました。

少しでも
多くの方に理解していただきたいので
出来るだけわかりやすく
リベンジします。

相場が3年〜5年で
乱高下する仕組みです。


①「ブラジルの収穫量が減りそう!」
という情報がある。

②投機家が
「よし品薄で値段があがるぞ!
今のうちに買いや!」

③コーヒー相場が高騰する


コーヒー豆が高く売れるから
コーヒーの栽培しよう!

農家が一斉にコーヒーの木を植える


⑤コーヒーは植えてから
約3年で収穫できるようになる


⑥みんなが一斉に植えたので
一気にコーヒー大豊作!

⑦「在庫が多すぎる!」

⑧投機家が「売り」に走る


⑨コーヒー相場大暴落


⑩コーヒー作っても
安くでしか売れない!


⑪コーヒー栽培やめる


⑫収穫量が下がる


→①に戻る



これの繰り返しできた歴史です。
このブラジルの出来不出来が
世界のコーヒーの価格を決めてしまいます。

実は、
暴落している時のは
コーヒーの品質自体は高かったりします。
逆に
高騰しているときは
品質的には低かったりします。

これはコーヒーだけの話ではなく
農作物全体に言える
価格システムなのかもしれません。


特に2001年12月に
「コーヒー危機」
と言われるコーヒー相場の
大暴落がありました。
単純に
この大豊作だけが
原因ではないですが・・・


これによって
栽培コストより販売価格が下回ったので
多くのコーヒー生産者が
農地を放棄したり
転作したりして
世界のコーヒー生産者の生活が
成り立たない状態になりました。


この「コーヒー危機」以降
コーヒー業界では
フェアトレードなどの
「サステイナブルコーヒー」といわれる
「持続可能な栽培をしているコーヒー」
が注目をあびるようになりました。


今でいう
「SDGs」という考え方が
一部のコーヒー関係の方や大学の研究者の中で
でいち早く取り組みが始まっていました。


ただ、
未だに多くのコーヒー生豆の取引は
この影響を強く受けて
売買されています。


今はちょうど
相場が高くなっているところなので
そういった取引で売買される
大量消費するようなコーヒーを
扱っておられるコーヒー会社は
厳しくなっていると思います。


サーカスコーヒーで扱っているコーヒーは
品質で価格を決めている取引
をしています。

元々先物取引の数倍ほど
高い価格で買い取ってるので
相場が上下しても
正直あまり影響を受けません。

もちろん
先物取引で売買される物量のほうが
圧倒的に多いです。
ですので
ないがしろには出来ません。

しかし
いいものを作ろうとして
努力されてるコーヒー生産者が
むくわれる取引が増えることで
生産者も安定した生活がおくれると考えます。

そのためには
消費国である日本で
「コーヒーの価値」
をあげていきたいと考えています。

それは
コーヒーに限ったことだけではなく
色々なことに共通することが
多いのではないでしょうか?

コーヒーをきっかけに
考える機会にしてもらえたらと思います。

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毎日のコーヒーで心地よい暮らしを。
京都北山
自家焙煎スペシャルティコーヒー豆販売店
サーカスコーヒー

定休日 日曜月曜祝日
京都市北区紫竹下緑町32
http://www.circus-coffee.com
https://www.circus-coffee.jp
https://circus-coffee.ocnk.net
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