nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

生豆の旅(サーカスコーヒーのこだわりシリーズ)

2011年11月22日 05時43分51秒 | コーヒー豆知識
やっとコーヒーのお話です。

コーヒーは、赤道をはさんだ南北回帰線の間の「コーヒーベルト」で
栽培されています。

取れたコーヒーはどうやって日本に運ばれるかご存知ですか?

基本的には船です。
ブラジルなんか、地球の反対側です。
飛行機でも24時間ほどかかります。
船で、ドンブラコ、どんぶらこっこと
約一ヶ月ほどかかってやってきます。

中には、ワインのボジョレーヌーボーのように採れたてを売りにするコーヒーや
品評会の受賞豆など特別な豆は、飛行機で着ますが、破格です。

約一ヶ月、船の貨物室でコーヒー豆は過ごします。
栽培されている場所は、赤道直下。
船の貨物室がどんな状態か想像できますか?
蒸し風呂のような状態で、「あいつよー」っといいながら
すごくストレスを感じて、一ヶ月コーヒー豆は過ごます。
この一ヶ月の過ごし方は、
最終的なコーヒーカップに注がれたときに
とても影響があります。

実際私も、船に乗る前のサンプルと
実際船で到着したコーヒーを比較してみると
完全に味が抜けていることを経験してきました。

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そういった中で、サーカスコーヒーが扱う豆は
すべてリファーコンテナといって「定温コンテナ」で
輸送してもらっています。

輸送だけではなくて、現地保管倉庫でも、日本の倉庫でも
定温管理されたところで保管してもらっていいます。

ここは、サーカスコーヒーの大きな特徴だと思います。
輸送でのコーヒーのストレスを最小限にして
収穫したてのフレッシュなコーヒーの状態で
提供出来ます。
生豆をみると水みずしさがわかります。
見るだけでどきどきしちゃいます。

おたくの人が、フィギアをみて、
ニタニタする気持ちがわかります。

もちろんリスクは大きいです。
まずコストが跳ね上がります。
あとは、コンテナの冷房システムです。
うまく湿度、温度を調節してやらないと
水分がつき、品質低下のおそれがあります。
コンテナすべてが使えなくなります。

それだけのリスクを背負っても
「リファーコンテナ」の価値があると思います。


今回のコスタリカの豆は、
現地で約30kgほどのコーヒー豆を真空パックにしてもらっています。
いままでだと麻袋できていたのですが
カチンカチンの真空でダンボールに入ってやってきました。

カチンカチンです。

開けた瞬間、「ふわっ」と
フレッシュなチェリーの香りがしました。

多くの人に、本当に美味しいコーヒーを
体験してもらいたい。知ってもらいたい。

それが私の願いです。








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