nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

バーチャル東ティモール⑨ナチュラルプロセス

2020年05月14日 09時01分53秒 | サステイナブルコーヒー
今朝のサーカス家のコーヒーは

エチオピア 水洗式プロセスです。


マイルドでフルーティ、雑味のない後味がすっきりします。

さてさて

昨日は、

水に浸けて処理する方法をご案内しました。

今日は、一番簡単そうに思える方法です。

果肉を付けたまま乾燥させる方法です。

ナチュラル精製と呼ばれる方法です。

一般的な人のイメージだと

すべてのコーヒーがこのように

そのまま乾燥させているイメージがあるのではないでしょうか?


未成熟の実を取り除いたコーヒーチェリーを


水で洗って(このまえの写真と同じですいません。)


乾燥させる
この時にも未熟豆があれば取り除きます。




洗っている時に浮いてくるチェリーは除去します。

浮いてくるということは

中に空気が入ってるということです。

種子が入っているはずですが

浮いていたチェリーを開けてみると




わかりにくいかもしれませんが
半分はしっかり実をつけているのですが
半分がうまく成長できないで
空洞になっているものがあります。


ナチュラル精製は
一見、簡単そうに見えますが
それが落とし穴です。

メリットとしては
工程が簡単です。
果肉をつけたまま乾燥させることで
いわゆるフルーティな果肉味が味わいに残ることになり
独特の風味がでてきます。

ただデメリットとしては
乾燥に時間がかかり
乾燥の方法によっては
「腐敗」してしまうリスクもあります。

また、
果肉がついている時に
欠点豆を除去してしまわないと
いい豆か欠点の持っている豆か選別しにくくなります。

うまく処理できると

華やかなフルーティな特徴的な味わいになりますが

できなければ

欠点の多いコーヒーになってしまいます。

乾燥技術と選別技術が必要となります。

今お店で販売しているアイテムだと、

エチオピア ナチュラル精製は

華やかな風味がとてもきれいに出ています。

今回、はじめて東ティモールコカマウでも

ナチュラル精製のコーヒーを出荷していただきました。



日本に来たのがわずか数袋。

大変希少な東ティモールのナチュラルです。

昨日入荷しました。

とっても楽しみです。

続く



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