nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

マンデリンがニュークロップ(新年度豆)になりました!

2016年07月28日 21時44分11秒 | コーヒー豆知識
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久々に
コーヒー屋さんなので
コーヒー豆のことについて少し。


インドネシア マンデリンの生産地から見えるトバ湖

サーカスコーヒーで取り扱っているマンデリンが先日ニュークロップになりました!

以前にも何度かお話ししていますが
ニュークロップとは収穫して1年を経過していないコーヒー生豆を言います。
ですので、サーカスのコーヒーはすべてニュークロップになるのですが、
新年度で新しく収穫され、入荷した生豆をわかりやすく、ニュークロップといったりします。

お米でいう新米、新玉ねぎの新じゃがみたいなイメージです。

つまり、「コーヒーとは?」という答えとして「農作物である」と考えることは
絶対に頭に入れておいてほしいことなんです。


コーヒー業界に長年いると極々当たり前、常識となってしまっているのですが
お客様とお話ししていると、意外と(これがすでにコーヒー業界人の勝手な思い込み)
コーヒーは、コーヒーの木の種子の部分で、簡単にいうと
それを煎って、粉にして、お湯かけて、その溶け出た成分を飲んでいるということを
知らない方がまだまだ多いです。




それぞれの産地の豆の香りを、かいでいただくと
「こんなに違うんですね」とよく言われます。


日本のこんな小さなエリアでも、
北海道から沖縄まで気候、風土の違いがあって
それぞれで、その土地特有の野菜や文化が発展しているくらいです。


コーヒーは、世界中の色々な場所で色々な環境条件、社会情勢の中で
育てられています。


そこで、それぞれ独特の風味特徴を持つことになります。


ただ、苦いだけの飲み物ではなく、
それぞれの地域の個性が楽しめる農作物なのです。


「コーヒーノキ」といっても沢山の品種が枝分かれしています。
同じ品種の種を違う場所で栽培しても、同じ味わいにはなりません。

収穫期も、基本は年1回ですが
赤道に近いエリアでは、季節の変化が少ないので常に花が咲いて実ができてという事になる傾向になり
赤道から離れると季節がはっきり分かれてくるので、花が咲く時期もある時期に決まってくるので収穫期は1期間だけになります。



マンデリンの産地は赤道に近いので1本の木で、
花が咲いていたり
完熟している実があったりします。



なかなか難しいのでわかりにくくてすいません。

そして私は、農作物として考えたときに
収穫して2年も3年もたっていると
味わいが抜けてると思っていますので
新鮮な生豆の方が、味わいがはっきりして風味もあると経験上も思っています。

今の新年度のマンデリンもとても風味が強く甘みもありとてもいい状態ですので
是非今のうちにお楽しみください。



4月入社の新入社員は見ただけで「お~フレッシュマン!」ってわかりますが
6月くらいになると社会になじんで、「お~フレッシュマン!」と思える人が
居なくなっていくように、コーヒーも味わいがなじんでいい感じなっていくのですが
「お~フレッシュマン!」を楽しめるのは今だけなので。

こんな説明でわかりますでしょうか?


なかなか日中が暑いですが、
我が家では、朝晩のコーヒーは、温かいコーヒーが不可欠です。
ホットするコーヒーで、ほっとする時間をお過ごしくださいね。


8月のお休みです!




今日は、商工会議所のセミナーに久々行ってきました。
九条ネギに特化して農業法人として成功されている方のお話しでした。
刺激をもらって来ました。
今日からまた頑張ります!
8月はお休みいただきますが(笑)


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