脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

土地の売却あれこれ。

2019年03月10日 17時38分51秒 | 近況
私の住む実家(敷地と駐車場)の売却が親族会で決まり、今週末には契
約調印である。母が物故して半年なのに、話が早過ぎる気がする。今
後の地価下落基調を危惧して、一部の親族が慌てているのである。私
の方は、半年以内に立ち退かねばならない。

土地の売買というものを経験したことがないのだが、仲介業者の話を
聴くと実に色んな事柄が絡み合うものだと知った。先ず我が家は、町
工場を戦中から営んでおり、土壌汚染の有無が区役所の環境課だかで
確認されねばならないらしい。汚染以外にも、土地を掘削して廃材等
が出ると事後に売主負担が生じるという。戦時中の不発弾でも出よう
ものなら、売主が爆弾の処理費用を負担せねばならないそうである。

また境界画定というものも、売買契約に先駆けて行うのではなく、調
印してから2か月位掛けて、隣地との境界画定、官民の境界画定をする
らしい。私は境界線の画定が先で、それから契約を交わすものだと思
い込んでいた。我が家の側面に巾3.5m程の道路があるのだが、舗装
されていて一般通行が可能なので、誰もが「道路」だと思っていたら、
個人所有の「宅地」であり、土中に排水管が通っているという。

この「道」の所有者は、近隣の方ではなく、都内某区の女性になって
いるのだが、どうしてこのような地所を(十数年前に)買ったものやら、
どういう筋の方なのやら、一向に分からないのである。何か狙いがあ
ってのことなのか、仲介業者が接触して交渉するらしいが、狸だか狐
でないことを祈るのみである。

また、現在土地を買いたいといっているのは、都内のB社という企業
なのだが、B社が売却代金を払えないで倒産等した場合に備えて、X
という某ゼネコンが背後にいるのだそうで、もしかしたら売却先はX
になるという説明を受けた。これは転売ではないというが、このトン
ネル操作は何なのか、何やらカラクリがありそうにも見える。

土地の売買っていうのは、契約書を印鑑で交わすなんてものとは違う
次元が様々に隠れているようである。本当に一筋縄ではいかない世界
のようで、ちょっと怖い。
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