脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

生存現況報告です。

2021年06月08日 11時16分59秒 | 近況
Long Time No see ! 私まだ、生きております!
10年以上もブログしていて、2か月半も更新しなかったことは初めてでした。
体調不良で入院してたとかではありません。実は、以前に少し触れたことが
ありますが、FX(外国為替証拠金取引)で、かなりデカい損失を出してしまい、
ブログ記事を書く心の余裕を失っていました。

損失のケタが大台だったので、FXを止める訳にもいかず、損失の穴埋めに
トレードに集中していたこと、トレードの見直しや売買手法等の勉強に集中
していました。FXは、始めて一年で9割のヒトが損をして、市場を撤退する
と言われています。株投資以上にハイリスクで、世間の一部では、サイコロの
半丁博打と同じで、投資というより賭け事の一種かのように、胡散臭がられて
いるようにも見えます。

FXを始めて1年半経ちますが、1年目はやや博打に近い直観トレードに流れた
傾向はあったものの、何とか純利益(150万程)が出せました。問題は2年目です。
書籍等で少しはトレードの勉強をしていましたが、ロウソク足やチャートの見方
に自信が持てなくなり、何だか気力も萎えてきて、含み損ばかり嵩み、資金(証拠
金)も不足状態になってきました。今年の2~3月頃の話です。

破産する程ではないものの、このままでは続けられないが、撤退も出来ないと判断し、
前述の通り、FXや為替相場、時間足チャートや売買タイミングについて、チャネル・
ライン等の引き方や移動平均線、インジケーターについて等々、必要知識なのに自分
に欠けていたことを、書籍やFX解説の動画サイトを参考に、受験生のように勉強しま
した。すると、全く別の視界が拓けて来ました。

「FXは博打だから止めておけ」という意見には半分賛成します。でもこのメッセージは、
誤解も含んでいます。私なり言い換えれば、FXでも株式投資でも、半丁博打のように
しか出来ないヒトは手を出すべきではない、と思います。勉強して知識やノウハウを身
に付けて、投資をビジネスに出来るなら、自己責任でやれば良い、と思っています。

つまりFX自体が博打なのではなく、それをビジネスとして出来るかどうかなのです。
起業だって同じことです。杜撰な計画で最初の投下資本を博打にしてしまう資本家や
経営者は、起業がビジネスの形にならず博打を打っただけ、だったのです。何かに
出資をする投資をすることは、常にリスクを含んだ行為です。起業もFXも株も同じ
です。それらをやって、経費を掛けつつも純利益を恒常的に出せるビジネスに出来る
かどうか、それが出資に虎の子のカネを出す要諦、肝です。

人生において投資やビジネスに縁が薄かった私が、今回、FXという投資を始めて
以上のようなことに気づきました。とは言え、実態のある事業を始めることと、外貨
売買の差益稼ぎのFXとでは、やはり後者の方が博打っぽいという側面は、私も否定し
ませんし、大金稼得への誘惑性や、相場蓋然的な危険性もあり、私もヒトに勧める気
はしません。(抑制があって、少額の小遣い稼ぎに徹するなら、いいかもしれません。)

トレード歴1年半の私が、まだ言えた話ではありませんが、FXから撤退する方々の
多くは、1年目の私と同じように勘やノリ、気持ちの昂ぶりに任せた「直観トレーダー」
をやってしまっていたのではないか、と我が身の如く推測されます。私も初心者ですから
未だややその気配から抜け出せていませんが、冷静な裁量トレーダーになれるよう精進し
たい思いです。

どうも「相場」というのは、「強欲な連中がカネに群がる」ケガレの場所かのように誤解
をしていましたが、一方でそこは、おカネや欲を鏡にした時の、自分自身が映し出される
場所です。本当の自分自身がどれ程のものか、いやが応でも己を見詰めさせられ、己を知
らされる「場」だと気づきました。還暦を過ぎて、見えてなかった自分の愚かさや未熟さ
に、今、向き合わされています。

(私は、こんな現状であります。ブログは続けたいと思っています。特に投資やFXに特化
したブログはやらないつもりですが、雑記帖ですので折に触れては、書くかもしれません。
まだ不定期更新です。気持ちに余裕が出てきたら、週一更新に戻す気ではいます。
こんなブログですが、関心のある方は、引き続きアクセスを、宜しくお願い致します。)

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