
朝から高曇り、灰色の雲の下に赤城山がぼやけて見えてました。
風が吹いてなかったからまだしもでしたけど、日曜日だというのに子ども公園の駐車場は空いてました。
朝食を食べていたら、Tさんが三浦大根と葉付き人参を届けてくれました。横須賀の方へ行ってこられたみたいです。おいしそうな大根です。毎年ありがとうございます。
まちに用足しに出ると、街路樹の上に雲を通して太陽がぼやっと見えてました。広瀬川の諏訪橋の袂には松飾りや注連縄を商う露店が開いてました。
わが家は、今年は松飾りは飾りません。
中央通を家族連れが歩いてました。子どもたちは踊るように跳ねてました。きっと、黒田人形店でクリスマスプレゼントを買ってもらったんじゃないのかな…
私は、日野屋さんで張り子の戌を買いました。お稽古場の玄関に置いてあるキキがモデルの招き猫を奥に引っ込めて、代わりにお迎え用に飾ろうと思ったんです。正月飾りはしませんけど、訪ねてくださる皆さんのために、やっぱ戌でお迎えします。かわいい張子が見つかって良かったです。
そういや、土曜日に前橋刑務所を見た帰り、こんな路地を通り抜けたんです。どこにも寄ることのできない、ただ通り抜けるしかない路地なんです。それも静かに、静粛に…
前橋の路地 第29回は、『静かに通り抜けるべし』です。
この路地は南からの入り口の右手は生け垣で左手がブロック塀、生け垣を過ぎると左右ともにブロック塀となる。実に殺風景な路地でだ。左の塀にはまったく出入口が見当たらない、ただただ塀が続いている。
右のブロック塀にはドアらしきものがあるが、使われている形跡はない。開かずの扉のようだ。そして、ブロック塀がおわると、今度は錆びたフェンスが続いている。そのフェンスにも鉄の扉があるのだが使われている気配はなく錆びついている。
振り返ると、左手にずっと続いているブロック塀の上に、塀の高さの数倍の強固な金属製の遮蔽物が取り付けられている。この写真を見て、この構造物が何のためにあるのか分かる人はほとんどいないと思う。分かる人は、この構造物が取り付けられている建物と何らかの関係を持っている人に限られるのではないだろうか。既製品ではない。特注で作らせたものだ。
実は、私は、この構造物がなんであるのかを知っている者の一人だ。
まあ、そんなことはどうでもよい。フェンスは途中から新しいさびていないものに変わる。その先に家が見える。左側はまだブロック塀が続いている。
最初の家の塀の一部が開いていて、鎖が架けられている。
覗いてみると庭だ。玄関口ではない。庭からの裏口のようである。
次の家は塀がない。庭が丸見えである。水道と洗濯機が見える。ここも裏口らしい。脇にはきちんと整理されて積み重ねられた植木鉢の棚があった。几帳面な方が暮していると思われる。そこを過ぎると北側の通りに出て、この路地はおしまいとなる。
結局、左側はずっとずっと出入り口のないブロック塀であった。右側も、生活に利用されていると思われるのはおしまいの2軒の住宅の部分だけであるのだが、玄関口でなく裏口である。
どうしてこういう路地が必要となったのか分からない。ただ、私が高校生のときに来た時からこの路地は存在していた気がする。無機質な、真っ直ぐな路地だ。
もし、この路地を抜けて見たいとお思いの男性は、次のことだけは守らなくてはいけない。
第1 左側に続く塀の中を絶対に覗いてはならない。
第2 この路地で継続的に一定時間立ち止まってはならない。
第3 この路地で放歌高吟してはならない。大声も厳禁である。
静かに、速やかに通り抜けることをお薦めする。
そうそう、この金属製の構造物であるが、これは、建物の下のピロティーに弓の練習場があり、万が一にも矢が外へ飛び出さないようにするための遮蔽壁である。どうでもよいことを知っているものだ。
夕方、西の空に太陽がちょっとだけ顔を出しました。クリスマスイブだったんですね。
ちょいと冗談めかして路地を紹介する気分になりました。お許しくださいな。
今年は忘年会も、クリスマスパーティーもしません。でもね、夕食ぐらい少し派手目にしないと世間さんに背を向けてるみたいになっちゃいますので、まずは冷蔵庫総動員のきれいなサラダを作りました。わさび菜、ミズ菜、洋梨、蜜柑、ブロッコリー、カリフラワー、黄色人参、エリンギ、ミニトマト、生ハム、それと、ちょっぴりマスカルポーネなのです。富山みやげにいただいた酒をワイングラスでなんです。
これは『エッグインクラウド』という目玉焼きです。白味を泡立ててメレンゲにし、ちょっぴりパルメザンチーズを加え、まん中に黄身を入れてオーブンで焼くんです。昨夜はホウレンソウとマッシュルームのソテーも添えて焼きました。雲間の卵はおしゃれです。
そいで、カネロ二です。昨夜のはパルメザンチーズをかけてオーブンで焼いたのにトマトソースを添えました。
なんか、いいとこでお食事している気分になれるかなって、やってみたんです。
今日からは、年末の仕事に本気で取り組無つもりでいたが、その前にやることができてしまった。
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の二代目吉駒の下で修業して参りました。
初代吉駒が始めた美登利会は、来春で75回目の節目を迎えます。予定通り、4月8日に開催いたします。
亡くなりました二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、これからも引き続きよろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
今春の第74回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
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