
昨日の午後3時半過ぎ、群大付属小学校前の赤城県道の歩道橋の上から眺めた赤城山です。
強い向かい風を受けながら眺めてたんです。
ここから眺めると、鍋割がものすごく近く見えます。冬の赤城山を眺める素敵な場所なんですけど、風当たりがすごくよろしいです。冷たい北風をじっとこらえてなんです。
紅梅を挿した水鉢の脇に置いといたナンテン、水を飲みに来るヒヨドリやオナガがついでに実を啄ばんでいってくれるので、実が数えられるようになりました。
ユキ子さんが東京の稽古場へ出かけるのを見送りながら、JAファーマーズ朝日町店へ買い物に行きました。
赤城山は雲の中、全く姿を見せていませんでした。広瀬河畔のセンダンの木も、もう実が一個も残っていません、鳥たちは食べつくしちゃったみたいです。
買い物をすませて戻ると風が強くなってきたので、出かけるのを止して家でのんびりしていました。
のんびりしながら上毛新聞を読んでいました。一面には前橋市長選挙の動静が「支持入り乱れ混戦に」という大見出しで出ていました。そして…
16面の「みんなのひろば」に掲載されていた投書です。25歳の若い人の投書でした。
ものすごく正論です。前橋の若者はしっかりしているのだなと、感心しきりでした。
午後3時になるのを待って歩いて散歩に出ました。群大病院の近くにいる友人へ届けものしながら、7㎞ほどの散歩です。まずは、城東町の路地をながめながら…
「現職と勢力を分け合うのが岩上氏だ。県議会議長の狩野浩志氏が陣営に入り、保守系の有力者が選対に名を連ねる。市議は保守系7人に加え、労組を基盤とする市議会会派、市民フォーラムの5人も支援する」、上毛新聞の一面の前橋市長選の動静記事です。岩上さんを推しているのはこのまちの古い保守層のボスたちと労組関係者が中心なんですね、私もそう聞いていました。
日吉町の公園です。すっかり葉の落ちた大きなプラタナスの木を見上げてました。それから、膨らみ始めた河津桜のつぼみを見てました。春が遠くないです。
上毛新聞の記事は続けて「高木市長に近かった岩上氏の出馬で、山本氏が初当選した12年市長選の再現とみる関係者は多い。8年前は山本・高木陣営に分かれた勢力が反現職の旗の下、岩上陣営に集まった。」と書かれています。そうなんですね、高木市政を復活させたいと思っている皆さんが、岩上氏のところへ集まっているんです。すごく分かりやすいことなんです。
でもね、分かり難いことがあります。なぜ現職の山本市長ではいけないのかということの理由をはっきり、分かりやすく言う人はほとんどいません。
日吉町を抜けていたら、白い猫に出会いました。声かけたけどお返事なしでした。次の路地では、歩いている先に突然ヒヨドリが舞い降りてきました。
理由なんかどうでもいいみたいなんです。ただ、8年前が恋しくてならないみたいです。高木市長の下で、利権と組織的利益を保証されていた皆さんにとって、どうしても取り返したいのですよね、さんざん市政を食い物にしてきた皆さんですから…
それで、群大付属小学校まえの歩道橋を渡っていたら、朝は見えなかった赤城山がきれいに眺められたんです。若宮町の路地の先にも赤城の鍋割が傾いた日差しを浴びているのが見えていました。
上毛新聞の記事の通りだと思います。この八年間、山本市長は公平で公正な市政運営をしてきました。だから、岩上氏のところへ集まった皆さんにとって、全く旨味のない、私的利益に繋がらない市政だったんだと思います。これは当たり前のことですが、それが嫌なんですね。特定の組織・団体や地域ボスの利益のために市政を動かしたいのですね。地域ボスや労働組合幹部の意向をきちんと汲んでくれる人物を市長に据えて、私利私欲を満たしたいのですね。困ったものです。
上毛新聞に投書した25歳の若者が言う通り、「私利私欲に走るのでなく、誰のための、何のための選挙なのか」が大事なのだと私も考えます。
友人に届けものをして、佐久間川沿いの道を戻ってきたら、顔見知り猫に出会いました。私を見ると、すたすたと寄ってきます。
私の手前まで来ると立ち止まって振り返ります。振り返った先に、毛の長い猫がいました。<大丈夫だよ、こっちおいで…>といっているみたいですが、毛の長い猫は動こうとしませんでした。
私が道端に座り込むと、顔見知り猫が隣に来てしきりに細い声を出しています。でもね、この猫はなでられるのは好きでないみたいなんです。ただ、近くにいてあげるだけでいいみたいなんです。で、しばらく顔見知り猫の細い鳴き声を聞いていました。
猫と別れて、道端に咲いていた八重咲のスイセンを見て、街へ向かいました。
佐久間川です。夕陽が向こうのビルの壁で反射して、川面を光らせていました。東向きに見る夕陽です。
1月も下旬に入ってだいぶ日が長くなりました。日の入りも夕方5時近くになりました。
2月2日には前橋市長選挙が告示されます。
8年前に戻る選挙であってはならないと思います。この8年間、自治会も市民団体も、大胆に仕事を任せてもらえるようになりました。まちづくりでも、前橋ビジョン「芽吹く。」に始まる様々なプロジェクトのように、市民・民間と行政が手を携えて始めた新しい仕事が動き始めています。こういうやり方は、8男前のボス支配の市政では考えられないものでした。私が、若いプレイヤーの新しい動きを応援しているのも、今の流れが前橋の街にとってとても大切なことだと思うからです。
新しい流れを守り、若者たちの取り組みを育てるお手伝いをするのが、私の今の仕事だと考えています。
弁天通まで来たら、車いすを押してもらってケアハウスへ帰る皆さんとすれ違いました。
私は、呑竜仲店のヤギカフェで一休み、チャイとクリーミーみそパンをいただきました。
家に戻ったのは5時半過ぎ、もちろん日は暮れていました。中央前橋駅前の広瀬川も夜景になっていました。
「ナニコレ! 鬼猫なの、猫鬼なの❔??…」、東京から戻ったユキ子さんがテーブルの上に置いたヤギカフェ特製の節分バターケーキを見て叫びました。どっちでもいいですが、どうしても知りたい方はヤギカフェのマスターに尋ねてください。私は聞きそびれたので知りません。
夕食は、中華風。ネギのみじん切りいっぱいのとろとろスープ、ウドとモヤシと酢漬けのニシンの中華風サラダ、豚レバーとニラ・ネギ・ウドの芽と皮の醤油炒め、野菜いっぱいの焼きビーフンでした。
昨日は、前橋市長選挙のことを考えながらの散歩になった風の日でした。
訪ねた友人も、「後戻りするなよ! 俺も女房も、山本龍さんの応援するから」と言ってくれました。
春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。
第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。
建築屋が頭になってほしくない、
前橋市民はよく考えて、
投票してくれること願っています。
そうですね、前橋のボスてえと、佐田一郎さん、池下久雄さんはじめ、土木建設業の経営者が多かったですね。私も、「談合」の仕組みがそのまま地域社会の秩序に被さっているような印象を強く持っていました。高木元市長も兄の高木建設社長と二人三脚でのし上がってきたんですね。
陰で良くないことをしでかしているのは、土木建設業者の極く一部だと思いますが、それでも、いわゆる「土建屋支配」はもう結構です。
まして、故小寺弘之知事の子飼いで、高木元市長の使い走りをしていた岩上さんは、市長として全く不適格です。