
これって、『稲面サーファー』ってタイトルの作品なんです。
7月26日の「建物の植物化を考察しながら山王町まで、そこで手を振る人に会いました…」って記事思い出してください。通りかかった山王町の農機具置き場の窓からこっち眺めてた不思議な人の写真…
そしたらね、「山王では案山子祭りが毎年あって、田んぼで活躍って感じではなく、地域の方々が工夫を凝らして作った案山子がずらーっと並んび楽しませてくれるんですよ」って教えてくれた方がいたんです。
これがさ、あんとき窓から私を見ていた手を振る人なんです。
「始まりましたよ!」って知らせを聞いて、昨日出かけてみたら、また会えたではないですか。うれしいね。
「変わりなく、お元気なようですね?」
<だいねだいね〜>
「スズメは逃げてますか?」
<だいねだいね~>
「今年の米の作況はいかがですか?」
<だいねだいね~>
会場はね、前橋市総社町総社です。元総社北小学校の正門前、こなか医院のある道を北へ、鶏の『トマル』のコンテナーセンターの手前の道端なんです。
こんな具合に、農道脇の水路のフェンスに、案山子がずらっと結わえられてるんです。
この水路は、天狗岩用水から分水した五千石用水という古い農業用水ですけど…
で、いろんなんがいるんです。これで全部じゃないですよ。タイトル名と制作者の名前がついてます。中には、ていねいな説明書きがあるのもありました。例えばさ…
この女性像、胸に付けた白い布きれに『30年代の私』って書いてあるんです。そして、腰の白布にはね『阿久津セイ』だって。
30年代って、まさか1930年代…、違わいねきっと、昭和30年代だろうな…
でも、けっこう不気味…
電線にとまってたスズメがさ…
<あっちの方にもあるよ>って教えてくれたんでさ…
スズメが教えてくれた案山子はさ、実働部隊の案山子でした。これもいいやいね…
案山子コンクールやってる道を、道なりに北の方へ行くと、総社町の山王の集落に出ます。
前橋で山王町っていうと広瀬町の先、駒形町の手前にある山王町なんですよね。でも、ここも、総社町の山王って名前の小字だったんです。今でも、『山王』って呼ばれてます。
五千石用水の水路が家の塀際の素敵な水路になってるところの手前の角を西へ曲がると、古い家並が続いてます。
しばらく行くと、日枝神社という社があります。
案山子コンクール見たあと、ちょいと立ち寄ってください。山王の家並みや樫ぐねも素敵です。前橋にもこんな農村集落が残ってたんだなって…
日枝神社の境内には、この地から出土した山王廃寺跡の遺物が保存されてます。説明版もありますから、ぜひ見てください。
7世紀ごろにつくられた、たいへんに大きな寺院の跡なんです。
このあたりに、国府が置かれ、国分寺や国分尼寺がつくられたのは8世紀ですから、それよりも前に、この地を支配してた豪族によって造られたものだと、専門家は推定しています。遺物は、すべて、国の重要文化財等に指定されてます。
日枝神社の境内には、江戸時代のものと思われる石造物がたくさん並べられてます。その中にこんなものがあります。
猿みたいです。日枝神社は、滋賀県の比叡山山麓にある日吉大社から生じた山王信仰のお社で、天台の守護神なんです。そして、サルは神さんの使い、神猿なんです。
東京の日枝神社の神猿は『まさる』って読むんですってよ。『まさる』は、「魔が去る」、「勝る」に通じるってんで、『まさるさん』と呼ばれて愛されてますよ。
「見ざる聞かざる言わざる」の『三猿』も天台の教えをあらわしてるんだって聞いてます。
総社町の山王って、面白いところです。
<ふ~ん、案山子見て来ただけじゃないんだ>
キキに話したら、神猫というのはいないのかと尋ねられました。『猫神』ってのは聞きますけど、神さまの使いとしての『神猫』ってのは聞いたことはないやいね。『猫神』についてはまた…
梅酢に戻して休ませておいた梅を、昨日の朝また拡げました。夕方、こんなきれいな色に仕上がってきてました。いいでしょ、もうちょいです。そのまま、夜干しします。
伯母さんには小さなロールキャベツをつくりました。青井食堂でもらった嬬恋の小型のキャベツ使いました。
ソースは、あっさり味のトマトソースです。
これ用意して、私は人に愛にまちに出ました。
ご用すませたあと、ヤギカフェで一服つけて、それから『ひろ子』に顔出して…
前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。
前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください。
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております。
若 柳 糸 駒
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ちょっと気になることがあります。
御身内の奥様、ご家族を語られる際の、「○子さん」、「御両親」という表現、???です。
>>私は人に愛にまちに出ました。
ロマンティックだと思いました)^o^(
ありがとうございます。
身内の呼称ですけど、私はパートナーのことを『妻』、『お母さん』、『ママ』、『うちの』と呼びません。40年ほど前に結婚したのですが、『ユキ子さん』、『キョウイチさん』と名前で呼び合う約束をしました。それで、文章に書くときも、同様にしてます。朝日新聞のコラムやってたときは、『ユキ子さん』では配偶者であるのか愛人であるのか分からないとクレームがつきまして、『連れ合いのユキ子さん』で妥協しました。
それと、自分の親は『両親』、ユキ子さんの親は『ご両親』若しくは『御両親』としています。敬意を払はなくてはいけないと考えていますので。
私の基準ですが、よろしく願います。
myさん
前橋にも日枝神社があって、その集落が山王と呼ばれています。江戸の日枝神社からこの地にも山王信仰は伝えられたんですね。
ブログですんで、国語の教科書や新聞記事でないので、ときどきおかしなことをやります。お気づきいただけてうれしいです。今回は、案山子の写真でもちょいと悪戯してますが…