
前橋市の東はずれにある日本キャンパック大室公園の中の五料沼です。
昨日の朝食後、「今日は用事がないんです。どっか行きたい…」とユキ子さんが言い出したんです。それで、車で出かけて散歩をしようってことになって、日本キャンパック大室公園に来たんです。
最近の大室公園は、JR東日本の「大人の休日倶楽部」のテレビCM、「古墳王国群馬編」で吉永小百合さんが公園内の大室古墳群を訪ねてくれたことと、渡り鳥のヒレンジャクがやってきていることですっかり話題になっています。散歩してると、小百合さんに会えるかもしれないということはないのですが、ヒレンジャクには会えるかもしれません。
着いたのは10時過ぎ、途中、車の窓から見える赤城山はうっすらと雪化粧です。なんとも寒げだいね。でも、すっかり晴れ渡った穏やかな日曜日、広い公園には子どもたちの歓声が聞こえていました。よかった…
で、まずはヒレンジャクです。五料沼の周りを廻って行ったら、西側の大きなモクレンの下に結構な人だかりです。みんな沼の方の木(写真では向かって左)を見上げています。
そうなんです、ヒレンジャクいるところには人だかり、すぐわかるんですね。
沼の岸に生えている大きな木の高い枝の上にとまっているヒレンジャクです。こういう話題になっているところでは、自分で探さないで野鳥撮影用の高級カメラや双眼鏡を持っている人に尋ねると、たいていの場合優しく教えてもらえます。
ヒレンジャクの止まっている木は落葉樹なのですが、後ろにもしゃもしゃした常緑の葉が見えています。これってヤドリギなんです。最初の写真をよく見ていただくと、ヤドリギに黄色っぽい薄緑の小さな玉が見えてます、あれって、ヤドリギの実なんです。ヒレンジャクはヤドリギの実が大好きな鳥なのです。それで、ヤドリギがたくさんある林を越冬地として選ぶらしいです。
大室公園の桜や、欅や、榎などにはたくさんのヤドリギが寄生しています。餌に事欠かないんだいね。
花の咲いているヤドリギ をユキ子さんが見つけてくれました。黄色い小さな花です。
ヤドリギは、3月から4月が花の季節です。その花が実を結び、熟れるのは、夏と秋を越えて年の瀬以降のことなんです。それで、渡り鳥のヒレンジャクに好都合なんですよね。
五料沼にたくさんいたはずのカモ類はほとんど姿を消して、わずかな数のヒドリガモがいました。ほかには、カイツブリ、カワウ、オオバン、それとシラサギを見ることができました。
私がもう散っている河津桜を見ていたら、「こっち、コッチに…」とユキ子さん、近くのまだつぼみが硬そうな桜の木にシジュウカラが飛んで来たんです。忙しいらしくて。直ぐに行ってしまいました。
あと、エナガの姿を高い木の梢に見かけましたけど、じっとしてくれない小さな鳥ですから写真にはとても撮れません。身体はスズメより一回り小さくて細いですが長い尾をしたかわいい小鳥です。
沼の周りは花もいろいろです。サンシュユは今が盛りです。花房を出し始めた柳の手前には、桜だと思うのですが、なんちゅう桜か私には分かりません。咲き始めていました。
日当たりの良い斜面の菜の花畑です。モンシロチョウが羽を休めていました。間もなく沼の端の桜も咲き始めると思います。
大室公園の中には保存されている古墳が四つあります。前二子、中二子、後二子という三つの墳丘長が100m級の前方後円墳三基と、小二子と呼ばれている小型の前方後円墳が保存されています。詳しいことは、前橋市HPの「大室古墳群について」の「大室古墳群パンフレット(PDF)」をご覧ください。
古墳の周りを巡り歩くのも、墳丘に上って遠くを眺めるのも、そして、開放されている石室をのぞくのも、楽しいですよ。足元にはヤブカンゾウの芽が伸びてきていました。夏になると橙色の花が咲きます。
前二子の墳丘の上からの平野の眺めです。見えて居る山並みは多野の山並みです。この古墳が作られた6世紀も山並みは同じ風景だったと思います。
こっちは、足尾との境の袈裟丸山やなんかだと思います。雪化粧をしていました。
沼の畔に出ていた仮設の売店でこの本を買いました。
シリーズ「遺跡を学ぶ」(新泉社刊)の「東国大豪族の威勢 大室古墳群(群馬)」(前原豊著・2009年刊)です。
前原豊さんは、もう40年ほど前にこの大室古墳群の調査と保存の仕事が始められた時から、現場でその仕事に当たってきた文化財の専門家です。この古墳のすべてについて誰よりもよく知っている研究者です。
「あれ、前原先生なら、さっきお見えになってましたよ、その辺でお会いするかも…」、売店の係の人が言ってました。しっかり読んでから、お会いする機会があったらお話を伺うことにします。
キッチンカーで温かいコーヒーを淹れてもらって、五料沼越しに赤城山を眺めながらのんびりとお茶しました。広い公園なので、散歩は2時間ほどになりました。
ヒレンジャクやシジュウカラに会えたし、美しい山並みを見られたし、ヤドリギの花やモクレンの花もきれいだったし、小百合さんが歩いた古墳の道も辿れて良かったです。そして何よりも、大勢の皆さんが、広い公園でのんびりとくつろいでいるのが素敵でした。怖い顔している人には会わなかったいね…
そうなんです、カリカリしてたって始まらないのです。
樋越町のそば屋「歳時記」で少し遅いお昼を食べました。
客席のある座敷の窓の外に花が見えて居ました。なんだろう…。帰りに庭を拝見させてもらいました。
ボケの花でした。それもピンクと白の二色咲きのボケの花でした。それなんで、ガラス越しに見たとき、なんだろうって思ったんです。かわいいですね。
家路の途中の富田町の田んぼです。麦の緑色がすっかり濃くなってきていました。赤城山の雪はほとんど解けてしまったみたいでした。穏やかな姿に戻ってました。
夕食のサラダです。アイスプラント、ウド、人参、ブロッコリー、カブ、アレッタ、二十日大根、サヤエンドウ、トマト、それとマッシュルームです。ディップは茹で卵、黒オリーブ、大根葉のモミ漬けをマヨネーズとオリーブオイルで合わせました。
それと、キッチンの片づけで見っけたカニ缶と小松菜のグラタンです。
そして、ペンネとカキナのトマトソースです。少し作りすぎ、食べ過ぎました。
久しぶりに、ユキ子さんと散歩した日曜日でした。
春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定を延期いたしまして、5下旬開催で準備を進めることといたしました。改めてご案内申し上げますが、直前になりましての延期、誠に申し訳なく存じますが、どうぞお許しの上、しばらくのお待ちをお願い申し上げます。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。
第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。
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