伊達巻です。一年に一度しか作りません。これができると正月料理も大半が整ったことになります。
あとは、田作りと貝柱の黄身焼きを残すだけ、これは大晦日の仕事にとっておきます。
私の伊達巻は帆立貝の貝柱と卵で作ります。調味料はみりんと砂糖だけ。
これをミキサーで撹拌して、玉子焼きでそっと焼いて、簾で巻いて整形すれば出来上がりです。以前は生ガキを使ってましたけど、伯母さんの意見を入れて貝柱になったんです。
朝一番の仕事はダンボールや紙類を町内に設置されている回収庫へ運ぶことでした。年末は結構たまるので回収庫に頼ります。
それから。午前中いっぱいかけては煮ものをしました。左が材料、カボチャ、レンコン、ニンジン、ゴボウ、ヤツガシラ、ドダレ(サトイモ)、タケノコ、凍みドウフ、シイタケ、冷凍エビです。中はそれらの下ごしらえを終えたところ、右がせっせせっせと煮あげた成果です。
煮ものはみんな同じような味にならないように工夫します。ニンジンは出汁+梅干し・みりん・砂糖で煮ます。いつもやらない味付けですけど、変化がないと飽きちゃいますから。
煮ものがすんだんで岩神町の養田鮮魚店に注文しといたヒラメと蒲鉾をとりに行こうと玄関を出ると水鉢に南天が活けられていました。私の姉さんが届けてくれたのをユキ子さんがしつらえてくれたんです。正月らしくなってきました。
葉っぱがほとんどなくなった柳の枝越しの交水堰眺めて、平和町の路地の向こうに榛名山の二ッ岳を仰いで、風の中を岩神町へなんです。
注文しといたののほかに、長崎産のイラが来てたんで一尾もらいました。
大晦日の年越しの食卓に柚庵焼をしたくなったんです。白身の柔らかい肉質の魚なんです。詳しくはこちらを。
その『市場魚介類図鑑』によると、名前の由来は「つかまえようとすると逆にかみつきにくる。そのために「苛々する魚(いらいらするさかな)」の意味」なのだそうです。
これで、一年の『苛々(いらいら)』を胃袋に納めることにします。大晦日向きの魚だいね…
昼食は呑竜仲店のヤギカフェ、ドライカレーにしました。
「ねえ、ボクのお名前キョウイチさんだよね」、美郷さんがお父さんと一緒の幼い男の子に声かけたら、しっかりうなずいてくれました。
「どういう字ですか?」、「シバタキョウヘイの恭です」ってお父さん。
「こちらもおんなじ名前なんですよ」、美郷さんが私を紹介してくれました。
すごいです、大晦日に全く同じ名前の男の子に出会う確率ってどのくらいなのかな…
記念に写真を撮らせてもらったんですけど、掲載の可否をたずねるの忘れちゃいました。素敵な男の子、笑顔でサヨナラしてくれました。
家に戻ってヒラメを昆布締めにして、ごぼう入りの鶏つくねを焼いて、鶏のモモ肉で鶏チャーシューを作りました。
そして、昨日の〆は伊達巻だったんです。
昨日日帰りしちゃった二男のところへ送る料理を箱詰めして、ユキ子さんに発送を頼んで、私はまちへ用足しです。
荷物は31日の夕方に京都に着くみたいです。
もう灯が落ちて、防犯灯が点灯してました。お日さまに逃げられた赤城山は青くなってました。
まちで用足しをして、それから青井食堂にちょっと顔出して、今年のおまちの締めになりました。
青井食堂では競輪で損した皆さんが残念会をしてました。年の瀬です。
夕飯も用意したんですが、写真はこれだけ、お椀の豆腐のホウレンソウ入り葛餡かけです。あとは、養田さんちで分けてもらってきた刺身と紫蘇巻き、その他でした。
今年の夕食もあと一度を残すだけになっちゃいました。
キキは今年最後の夜をユキ子さんの膝掛にくるまって過ごしてました。
よかったです、元気で年が越せそうです。きっとダメだろうって思ってたんですけど…、寝姿見てるとものすごくうれしいです。
今日は、大晦日です。
時々登場いたします若柳糸駒ことユキ子です。直派若柳流の師範をしておりまして、前橋の『美登利会』に参加しております。
73回目を迎えました今春の美登利会の舞台の様子はコチラです。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
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