ベター・ハーフ 集英社 このアイテムの詳細を見る |
本日、11月7日に読み終わった本。
友人Kさんに借りました。
『ベター・ハーフ』(集英社)、著者:唯川恵
内容はある夫婦が結婚してからの10年間のお話。
その間に色んな事件が起こる。
先ず、結婚式で夫の元恋人(正確には違うが)が自殺未遂をする。
そこから、不倫・リストラ・子育て・親の熟年離婚・介護…様々な問題が起こり続ける。
そこには当時の時代背景、昭和から平成に替わり、バブルがはじけ、サリン事件が起こり…、と実際に有った出来事と絡められている。
確かにここまで不幸が続く、夫婦はめったにいないと思う。
(ほとんど自分の蒔いた種である)
しかし、結婚をしている(経験している)人達にとっては、とても共感出来る部分があるのではないだろうか?
とても似たような経験や考え方を持った事があるのではないだろうか?
何を隠そう私も来年結婚10周年を迎える。
本を貸してくれた友人は結婚に対する憧れがなくなったと言う。
しかし、憧れがなくてはやはり結婚は出来ない気がする。
そして、憧れ(夢)を持ち続け結婚生活を続けることはとても困難で、
困難だからこそ、何かを追い求め続けるものだと私は思う。
本の中でこんな言葉がある。
『結婚は入れ子の箱を開けてゆくようなものだ』
箱の中に何が入ってるか知りたくて開けるがまた箱がある。
しかし、中身が知りたいのであれば、開け続けるしかない。
それが結婚。
って、実話ですよねえ。
結婚はしてないので、正直夫婦生活はわかりませんが、面白そうな本ですねえ。
実話じゃないよ。
ただ、どこかで起きてる色んな夫婦の問題をかき集めて、この小説の中の夫婦が連続して体験している。
そんな感じかな。
たぶん、結婚してるしてないで、感想は分かれるだろうね・・・。
興味があれば、ブックオフで是非(笑)