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Musiker Geist ~音楽家魂~

Makkyのギター教室&音楽魂、ゆるいライフ

Fとかのセーハ(バレー)コード

2009-07-28 23:05:18 | 奏法研究
ギターを始めてぶつかるカベのひとつに、セーハ(バレー)・コードが在ると言われます。
「一ヶ月練習したけど、F(最初に習うセーハコードの一つ)で挫折した。」なんて、
冗談半分で良く言われる話です。

「Fが弾けない!き~~~ッ」と顔を真っ赤にしている漫画の1シーンも、こないだ見ました。
そういう、悪名高い技がこれです。

人差し指を1~6弦に寝かして押弦するのが難しいわけですが、以下に、練習時のコツをいくつか
考えてみました。

1.いきなり全部の弦を弾こうとせず6~1弦の順番に、鳴るべき音を確認。和音になったときを
  イメージする。
2.「縁の下の力持ち」のイメージで、親指をネックの裏に付けて支える。
3.指は全体にバラッと開き、そのうえで自然に丸く曲げる。
  人差し指は伸ばしてフレットに平行に、フレットの曲線に沿わせるようにピタリと押さえる。
4.まず6~4弦の低音弦だけを鳴らし、徐々に3弦以上も付け加えていく。
5.Fを練習する際にも、他の高フレット(3、4、5、7フレットなど)で同じ形を弾いてみて
  コツを掴み、また戻って来てみる。ネックの幅や、フレットの間隔の違いに注意を配る。
6.鳴ってない(音の伸びない)弦が無いか、音程は正しいか。また一本づつ弾いて聴いて確認する。
7.自然な形の手に見えますか? 鏡で見て確認すると良い。
  たとえば、弦を下(1弦側)に引っ張って押さえてませんか? 音程が狂いますし、
  力もタイミングもロスします。
8.フォーク・ギターよりは、弦の細いエレキ・ギターのほうが押さえやすいです。
9.やっぱり気合い(重要!)
10.コードを鳴らすことに成功したら、ネックから手を離してもその形を保つよう努力してみる。

 写真のBコードは人差し指と小指で押さえ軽くグリップを掛けた、変則的な押さえ方。
 エリック・クラプトンが良くやるやり方です。本に載っている形とかなり違うでしょう?
 使う指と、親指をネック裏に付けないことに特徴有りです。

コードの形も武道の「型」と似通っていて、音楽のスタイルや曲の流れの中でいろんな
技の変化を見せます。書道の楷書と草書の違いのようでもあります。

こんな技をだんだん憶えていく(さらには開発していく)のも、ギターを練習する楽しみの一つだと
思います!

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2 コメント

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Fの壁 (ナンシー)
2009-07-30 09:30:28
私もさんざん、友人に言われたので、かえってむきになって練習しましたね。でも1年では出来なかったです。アコギだったし。

エレキに転向してからあまりにセーハが楽なので嬉しくてそればかりやってました(笑)
エレキでできるようになったらアコギも楽になりましたが、やっぱりローコードとか簡易コードの方が好きです。
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Unknown (まっき~)
2009-07-30 21:41:35
ナンシーは以前私の生徒だった女性ですねー。

コツを掴むには、どうしても自分で体得しなければ
ならないカベがあります。

知性と感性と、身体性を総動員しなければならない
のが芸術ですが、音楽は肉体の要素がかなり強いです
よね。

その難しさが、わたしを音楽に惹き付けて止まないのが
ですが、ナンシーもきっとそうでしょう。

疲れたら休んだり、エレキ→アコギ→エレキ→・・を
繰り返したり。

そしてまた、前に進んで行きましょう。
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