Musiker Geist ~音楽家魂~

Makkyのギター教室&音楽魂、ゆるいライフ

音楽家魂

2009-11-30 22:10:57 | その他
このブログに、Musiker Geist というタイトルを付けてみた。

HPの管理人が何か名前を付けろというので、とっさに考えた。
このとっさに、というのが本人の「地」が出るものだ。

長島監督の「メーク・ドラマ」みたいなもので、和製英語ならぬ
和製ドイツ語かもしれないが。
 
Geist~ガイストというのは、精神とか幽霊(英語で言うゴーストね) 
のことで、私の好きなプロ・レスラー、故カール・ゴッチ先生が
よく使っていた言葉だった。

プロレスの神様と言われたカール・ゴッチ先生は新日本プロレス、UWF
のコーチを通して日本のファンに広く親しまれた超実力派レスラーであり、
名伯楽であった。
なんといってもあのプロレス技の芸術、

「ジャーマン・スープレックス・ホールド」

の生みの親といえば、泣く子も黙るんである。
日本初公開のこの技で敗れた吉村道明は、「世界には凄いレスラーが居る
もんだ・・」と帰りの花道で首を擦りながら繰り返し呟いていたと言う。

伝統的キャッチレスリングをベースにして、世界中の格闘技を取り入れ、
独自のスタイル・練習法を確立。一生ストイックなトレーニングを続けた
ことでも知られる。

プロレスという虚々実々、それも「虚」が幅を効かせる世界で、
その求道精神は注目に値する。

宮本武蔵の五輪の書を愛読したゴッチ先生は、自分のレスリング技術の
探求と、それの次世代への継承に生涯を捧げたのだ。

プロ・レスリングにも負けず劣らず、「虚」の部分が多い音楽の世界に
人生の大部分を浸して過ごす自分。

流されず、怠らず。

今一度、ゴッチ先生のひそみに習いたいのである。

オートハープ弾いてみた

2009-11-30 13:24:55 | 楽器の世界
今日は健康診断に行った。
去年より体重が2キロ増・・
血液のコレステロール値の結果が怖い。


改めて、ご紹介。オートハープです。
20世紀前半、米国生まれの弦楽器で、コード名を書かれた
キーを押し、弦を撥弦することによって和音伴奏が出来る。

主にカントリー/ブルーグラスなどで用いられるとのこと。


キーを押して弦を弾く、という点では大正琴にも似ているが
この楽器、キーの下にフェルトのダンパーが付いていて、
該当コードに不必要な弦をすべてミュートする。
適当な弦を複数弾けば、開放された弦が必要なコードに
なって鳴るわけだ。

コード・キーはこんな感じに並んでいる。15通りしか和音が無い。
その思い切りや、良し。

弦は半音並びで、ビッシリとピアノのように張られている。

弦を掻き鳴らせば、♪シャリシャリ・・チャラ~ン!
こん平で~す!
夢のお伽の国の楽器のような妙なる響きが。

以前ご紹介した、グレゴリーお爺さんの「プサルテリウム」
に似た音色。実はこの楽器、プサルテリウムと同じ仲間の
楽器群に属するそうだ。
意外に、重い。見た目の1.7倍(当社比)くらい。

弾き方はこれでOK? ギターみたいに肩から吊り下げて、
右手で爪弾くのもアリか。
キーのコードネームを見て、押すのは、易し。
弦を掻き鳴らすやり方がミソなのだろう。

弦をオープンにして、爪弾けばメロディも弾けるのだろうが・・
ギターより弦間が狭いし、ビジュアル的に弦を判別するのが至難!

手っ取り早くは弾けそう。が、

真面目に追究すれば底なし沼?か??

街角の自然

2009-11-29 20:32:24 | うきうき動物らんど

ハーブティー屋で暖まって、帰ろうとしたら、店の脇の
草の上に、何かを発見。
草のコブとかではない。

近寄って見ると、カマキリの卵、「卵塊」であった。
泡が固まったかたまりの中に、白い小さい卵が100個ほど
眠って、春を待っていることだろう。

子供の頃からカマキリ好きだった。そのころの知識から
すると、これはハラビロカマキリの卵ではないかと思う。

カマキリという虫は動きもわりと鈍いし、良く道路で日向
ボッコして車に轢かれているし、卵もむき出しで放置して
いる。
これでも滅びないのだから、やはり草原の王者なのである。

とはいえ最近全国的にカマキリは減少しているそうで、
この辺も例外ではないのかもしれない。

大型肉食昆虫であるカマキリの生息は、その地の自然環境の
良好さの指針ともなる。

毎年カマキリが見られる、いつまでもそんな街であって欲しい。

近所に出来た喫茶店

2009-11-29 19:33:30 | 日常雑記
私の住まいの近辺には、あまり遊ぶところはない。
まあそれはそれで金を使わなくていいのだが。

新しい店が出来ると、つい冷やかしたくなるのも人情

ちょっとお洒落なハーブティー喫茶が最近、開店。


ケーキセットを注文してみた。ミルクレープと、アップルなんちゃら。
ハーブティーは、カモミールやローズヒップのブレンド数種。
リラックス&免疫アップその他効果あり。

店は商談や、待ち合わせ客や、常連のお一人様でそれなりに賑わっていた。

地方出身の私がいうのもなんだが、田舎っぽいこの近所にはこんな店が似合う。
有名チェーンのコーヒー店やファスト・フード、コンビニより、お店の人の
顔がよく見える手作りのお店が増えて欲しいものだ。

音楽もお菓子もいっしょ。ファスト・フードより手造りスロー・フードを普段は
食べたいと思うのです。

ときにはスーパー・ミュージシャンによる大御馳走も、食べたいけどね!

共演/響宴@「NEXT SUNDAY」

2009-11-29 10:44:35 | ライブ/セッション/音楽仲間
ゆうべは阿佐ヶ谷のLIVE BAR「NEXT SUNDAY」にて、
応援しているアコースティック・グラム・ロックデュオ
『青い星」を鑑賞した。

マーク東氏(左)の変則チューニングの分厚い音と
RAIKA氏のギターの明るいトーンが対照的でバランスが良い。

二人とも複数の楽器/チューニングを使用し、RAIKA氏は
マンドリンも使う。これが楽曲にマッチしていて、魅力の
一つ。
交互にリード・ボーカルを取り、コーラスも交える。
アイリッシュやトラッドに影響を受けた、独自の
楽曲世界が広がる。ミュージシャン、女性の観客も多かった。

名古屋からやってきたNARUZY SUICIDE。
前から観たかった一人
シアトリカルなゴシック・ファッションで、ときに繊細、ときに凶悪な
耽美世界を聴かせる。孤独・血・十字架・光と陰・黒猫といったキーワード
を歌詞に散りばめた、独りポジティブ・パンカーだ。
フェイス・ペイントかと思ったら、帽子から垂れる黒レースが顔に
被っているのだった。
ときおり見せるパントマイムみたいな手付きに、ハッと目を惹き付けられる。

サウンド的にも多彩でディレイ、コーラス、フランジャーを大胆・繊細に
使い分けていて、勉強になりました。

みなエレアコの音造りが上手いな。ミキサーの方もお上手。

夜の中杉通りに消えて行くこの日の主役たち。
阿佐ヶ谷の夜は長く、愉しい。

アコースティック・ベース

2009-11-28 17:55:10 | 楽器の世界

レッスン前。いつもホールの舞台に置かれているベースが
スタジオに片付けられていた。
ホールではクラシック・ギターの先生を囲んで数人が
クリスマスっぽいレパートリーを何曲か練習中。

楽しそうな雰囲気を尻目に、我が道を行く。

1指C(ド)→3指D(レ)


1指D(レ)→3指E(ミ)
少しづつ弾き方を憶えてくると、どんな楽器も凄く好きに思えてくる
ものですな
>何故かヒール部が透き通ってる・・超常現象?
二つのドット・マークに見えるのはネックとボディを留めた
接合部。
ギター弾きは「12フレットか?」と思っちゃいますが、違います。
音的にはだいたい長6度、9フレット近辺に当たります。
 
ぼんぼん♪

4ビートでスケール練習をしていたら、いつの間にか「上を向いて歩こう」
のメロディになっていました。日本人ですから~♪

メトロノーム年代記

2009-11-28 00:08:24 | 楽器の世界
調弦用に実音が出る(半音で3オクターブ)。
<ダイヤルを回せば、楽器として曲だって弾けちゃう!

ぐるぐる・・♪お~お~きな SEIKOの古メトロ♪ お爺さんの機械♪ 
めちゃ難しい。^^

このメトロノームには長いことお世話になっている。
92年にギターの先生に勧められて買ったものだから、
かれこれ17年か。

買ったときはモダンな形に見えたものだが、今となっては
無骨なデザインにも見える。
ロボット玩具みたい、というか。

ドラムマシンも他の新しいメトロノームも使っているのだが、
やはりこいつは愛着があって捨てられない。

ネジ式のメトロノームは弟がピアノを練習するときに
使っていたが、10年も保たずイカれてしまったと思う。
こやつが、こんなに保つとは・・。

末永く付き合いたいものだ。

柔軟な心と体を求めて

2009-11-27 23:23:57 | 奏法研究
楽器の練習をするということは、言わば脳を出発点に体、手に「クセ」を
つけるということの集合体のようなものだ。

脳というものはまだ分からないことが多く、研究対象としてホットなフロンティア
だという。
演奏していると、心と体が不即不離とで、分ち難く結びついているのが分かる。
気持ちが音に出ると言うが、最近とくに体と精神は対立するものでなく同じものの
両端だと感じる。

左手タッピングで、1指を振り上げ4弦5フレGを狙った図

初心者のころに憶えた体の使い方は、無意識にずっと引きずるもの。
「指は指板からあまり大きく上に動かさないのが良い」と習った知り合いの
ギターリストは、何十年か経ってもその信念で弾いていた。
我が師匠Joe Stumpも、速弾きのときは左指の上下は「ミニマム」
と言っても良い。

しかしその奏法だけでは、上の写真のような近代的奏法は生まれない
だろう。
「絶対」は無いというのが、この世界だ。

大東流合気柔術の佐川幸義先生は、「こっちのやり方のほうが良いと
思ったら、80歳代の今からでも古い技を捨てるよ。昔のことを言って
いてもしょうがない。」とおっしゃった。

武道と芸術ではまったく違う部分もあるだろうが、会得したものに
凝り固まっていては先が開けないのはどちらも同じだろう。

心も体も、先入観に囚われていたくは無い、と思うのだ。

波乱!banjoの巻

2009-11-25 20:41:27 | 楽器の世界
帰りの電車で、近所のジム・フランシス君にまたバッタリ会った。
下北沢から、自分の車両に乗ってきたので「お~~っ!」って
驚いた。
「お茶の水で、バンジョーを買ったんだ。見に来ないか?」と
言うので、(行かないわけ無いよね?)(^q^)ミターイ
さっそくお邪魔。

アメリカン・サイズ?
ロング・ネックバンジョー。普通のバンジョーよりネックが長い。

70年代ものでPerlesとかいう日本製。こういう風に金属製枠に、


ドラムのトップのような皮が張ってあります。音はギター
よりデカく、明るいです。
マイナー調のメロディがまったく似合わなそうな楽器だよな。
クラシック・ギターのような湿めり気とは、無縁

ふつうバンジョーにある金属製共鳴板がなぜか無いそうで。
しかし音は大きいです。
長過ぎじゃない? 
ロングネックだけあって、あまり人気がないから安かったとのこと。
この手のバンジョーは昔ピート・シーガーというミュージシャンが
使って広めた、とのこと。(ジム:談)
私には少し手に余りますが、彼のような大柄な人ならOK。
コード譜。
調弦はギターに少し似ていますが、DGBDになるようです。

皮と金属で出来たボディーの弦楽器は迫力あるね~。

又聞きの情報ばかりで少し不正確な部分もあるかもしれません。
またセッションに格好の獲物が、加わったとは言えるでしょう。

今日は明日の準備があったので、あまりオイタをせずに早々に帰宅。

「なんだ、帰るのか。俺は一人でバンジョーの練習か・・。」
(同居の彼女は、ジムの帰宅を見計らって近所のスーパーに買い出しに)
とジムの兄い、寂しそうだったので、週末にまたジャムる約束をしました。