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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.3

2018-01-15 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.2』の続きです。

ドーナツ盤の低域はかなり押さえられて録音されていると考え

低域を強化する方法を提案します。

次にお勧めなのはスタビライザー。



スタビライザーとはレコード盤の上に置いて使用する『重り』で

次のような複数の効果が期待できます。

1、本来の用途はレコード盤の反りを矯正するものです。

特にドーナツ盤のように薄いレコードには効果的です。

2、ターンテーブルの質量増加によって慣性モーメントを大きくする効果があります。

スタビライザーをフライホイールとして使用することで

レコードの回転ムラが減少します。

3、外部からレコード盤への外力(音や風圧による振動)が減少し、SN比が向上します。

4、レコード盤を針でトレースした反作用によるレコード盤の振動が減少し、ダイナミックレンジが向上します。


難しいことを並べましたが、

ドーナツ盤の低域にとってプラスになるのは4番です。

LPに比べて重量が軽いドーナツ盤は針先が音楽信号をピックアップすると同時に

その反対方向にレコード盤を移動させようとします。

レコード盤の極僅かな移動は

1ミクロン程度しか振幅していないスタイラスにとっては大きなマイナスです。

仮に100gほどの重りを使用しただけでも

LP盤並みの質量になります。

これは簡単に実験ができますのでお勧めです。

実験方法としては・・・次回に続きます。
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